アスキー読者のなかにも
「コンゴトモヨロシク」
というワードに聞き覚えがある人がいるはずだ。これは1992年にスーパーファミコン用にアトラスから発売された「真・女神転生」(通称「メガテン)シリーズを代表とするセリフのひとつ。すでに25年以上の歴史があることに改めて驚く……。
そんなメガテンのスマホゲーム版の最新作が今年1月にセガからサービスを開始している。それが「D×2 真・女神転生 リベレーション」(以下、D2メガテン)だ。スマホというプラットフォームに変えてもなおメガテンの人気は根強く、配信開始直後に100万ダウンロードを突破し、いま現在も着実にダウンロード数を伸ばしている2018年要注目スマホゲームのひとつだ。
悪魔を集めて育成、合体や交渉など基本要素は従来のメガテン
D2メガテンは、現在の世界を舞台としたような設定で物語が進んでいく。主人公たちは、スマホートフォン専用アプリから悪魔を召喚し、使役する力を持っている。この力を持っている人のことを「デビルダウンローダー」(通称:D×2)と呼ぶ。主人公となるプレイヤーは世界を守護する組織「リベレイターズ」の一員となり、D×2同士の戦いに巻き込まれていく、というのがD2メガテンのストーリーだ。
D2メガテンのシナリオは、TVアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」などを手がけた深見真氏。キャラクターデザインは「逆転裁判」シリーズなどを手がけた岩元辰郎氏。
ストーリーを進めていくことで、仲間になるリベレイターズが増えていく |
行動ひとつで戦局が変わるプレスターンバトル
往年のメガテンファンがD2メガテンにおいて最も気になるのは「どういうゲームなのか」ということだろう。結論から言ってしまえば、細かい演出含めて「知ってるメガテンだ」と言えるスマホゲームだ。というのもD2メガテンでも、メインとなるストーリーを進めつつ、悪魔を仲間(仲“魔”)にして、育成したり合体させたりするのは変わらない。
メガテンの看板悪魔ジャックフロストも登場するぞ(相変わらず生意気なのも健在だ) |
D2メガテンの戦闘システムは、「真・女神転生III-NOCTURNE」(PlayStation 2用ソフト 2003年発売)より採用されていたプレスターンバトルだ。1ターンに自身の悪魔がそれぞれ1回ずつ行動できるのは一般的なコマンド選択式のRPGと変わらないが、選んだコマンドによって行動できる回数が増減するのである。
相性のいい攻撃を相手に対して選択していれば、連続して攻撃することも可能なのだ。しかし、相性の悪い攻撃を選択してしまうと、予定していた行動回数より少なくなってしまうことも。要するに、相手に対して有効打を選択していれば続けざまに行動できるというシステムだ。理解するとプレスターンバトルはめちゃめちゃおもしろいシステムということを実感できる。というのも、敵が行動するときにも同様のルールが適応されるからだ。
画面左上の青いアイコンが自軍が行動できる回数。画面右中央に表示されているのが敵の悪魔の耐性一覧。うまく弱点を突くことで連続して行動できるぞ |
どういうことなのかと言うと、敵が使う攻撃を知っていれば、その攻撃に耐性のある悪魔をパーティに編成することで相手の行動回数を減らすことができるのである。これが意味するのは、D2メガテンでは相手の攻撃に対する「耐性」がとても重要なのである!
D2メガテンでは8種類の属性が存在しており、それぞれに耐性がある。全属性に対して「反」「吸」「無」「耐」「-(変化なし)」「弱」のいずれかの耐性がすべての悪魔に割り振られている |
そしてメガテンの戦闘中で忘れてはいけないのが「交渉」だ。D2メガテンでも交渉要素はもちろん存在している。従来のシリーズと異なるのは、交渉できるか否かはランダムという点。敵の悪魔が話しかけてきたら、その悪魔にとって“都合のいい選択肢”を選ぶことで仲間にすることができる。ときにはアイテムを消費したり、HPを削られたりといったシリーズおなじみの展開も……。
この選択肢、「応じる」を選ぶと味方のHPが削られてしまう。悪魔欲しさに交渉に応じることも必要だが、ときには見逃すべき局面も…… |
交渉自体はランダムになったが、それを補うためにあるのが「リベレイターズが持つスキル」だ。D2メガテンには主人公以外のリベレイターズを使い分けてストーリーなどを進められる。リベレイターズごとに異なる「スキル」を持っており、戦闘時に取得できる経験値が上昇するスキルや、戦闘を有利にするスキルなどさまざま。個性あるリベレイターズのなかでも、メガキンが持つスキルは「交渉発生率を増加させる」というもの。交渉で悪魔を入手したい場合は、このメガキンを使ってクエストに挑戦するのがいい、というわけだ。
主人公はパーティ悪魔の獲得経験値を上昇させるスキルを持っている。レベル上げをするときは必ず編成しよう |
見た目から異色を放つメガキンは、そのカリスマ性から悪魔でさえも虜にするようなスキルだ。交渉で悪魔を入手したいときなど、メガキンは大活躍する |
D2メガテンは、比較的同じクエストを繰り返す機会がある。悪魔のレベルを上げる「レベリングクエスト」や、特定の悪魔を入手するために同じクエストを連続してプレイする、などなど。ほかのスマホゲームでも、キャラのレベルを上げる経験値を大量に稼げるクエストを周回プレイする作品は多い。しかし、D2メガテンはそういったゲームとは一線を画する機能が実装されている。それが「オートクエスト機能」だ。
このオートクエスト機能はすさまじく、スタミナ不足になったり、悪魔の所持数が上限になったりするまで、自動で同じクエストを繰り返してプレイするのだ。これはオートプレイ機能とは異なり、一度設定すればクエストも自動で選択してくれるので、基本的に一度オートクエスト機能を使い始めればスマホを触る必要もないのだ。しかも、事細かにオートクエスト終了条件を設定できるのもありがたいことこの上ない。たとえば、悪魔の所持数が上限に達したとき、烙印(簡単に言うと悪魔に装備させるアイテム)の所持数が満タンになったときなど、プレイヤーのワガママをそのまま反映させたかのような機能なのである。
終了条件もプレイヤー好みに設定してくれるのがありがたい。レベリングクエストだと悪魔所持枠や烙印所持枠が不足していてもレベル上げ優先なのでオートを終了させないという設定がオススメだ |
オートクエスト中は画面が暗転し、自動で戦闘を続けてくれる。画面をタップすればオートクエストを終了させることも可能だ |
先に設定したオートクエスト終了条件に達すると、オートクエスト結果画面に遷移する。スタミナ140を消費して、大量の経験値をオートで獲得することに成功した! |
序盤から作れる悪魔でも終盤まで大活躍
そしてメガテンシリーズの醍醐味と言っても過言ではない「合体」もD2メガテンでは健在だ。作りたい悪魔のために逆算してチャートを作った経験もあるのでは? D2メガテンでも同様で、素材となるような悪魔を交渉などで入手し、それを合体して強い悪魔を作るという基本フローはそのままなのである。
D2メガテンに実装されている合体は二種類。ひとつは2体の悪魔を使う「二身合体」。もうひとつは特定の3体以上の悪魔を要する「多身合体」だ。また、D2メガテンにはオリジナル要素として「アーキタイプ」という悪魔の個体ごとに異なるステータスがある。合体をするときは、二身合体ならいずれか1体、多身合体はすべての悪魔のアーキタイプが「素体」である必要がある。ちなみにアーキタイプは素体以外に「荒神」「加護」「異能」「防魔」がある。大きな違いは、アーキタイプによって同じ種類の悪魔でも使えるスキルが異なるという点だ。
こちらが二身合体の画面。合体における素材となる悪魔はさまざまなパターンが用意されている。自分の手持ちでやりくりしたり、入手しやすい悪魔から選んだりと、目的となる悪魔から逆算して考えるのが基本でありD2メガテンの醍醐味 |
多身合体では必要な悪魔が決められている。いずれも合体や交渉で入手できる悪魔を素材にするので、計画的に考えてゲームプレイするといいぞ |
話を戻すが、合体を利用することで強力な悪魔を作れるのがD2メガテンの醍醐味のひとつ。とくに、序盤から作りやすく、ストーリー終盤まで使い続けられる悪魔も数多いのがD2メガテンのイチオシポイント。代表的な悪魔は「オセ」「ホルス」など。オセは弱点がないため耐性面が強く、ホルスは「速」(=いわゆる素早さ)が高いため先制攻撃しやすい。多くのプレイヤーに使われている悪魔だ。
こちらがオセ。弱点属性がないことと、チャージによる攻撃が強力なこともあって人気悪魔のひとり |
貴重な回復スキルを使えるホルス。D2メガテンでは先制攻撃した側が有利なので、先手を取りやすくなる「速」が高い悪魔は使いやすい |
また、3体以上の悪魔を使う多身合体では「カンバリ」という悪魔が圧倒的な人気を誇っている。カンバリをパーティに編成することで、戦闘で獲得できる経験値を増やせるという特殊なスキルを所持している。カンバリを入れてレベリングクエストなどを周回すれば、悪魔の育成がものすごくはかどる。しかも、本稿でも先述したように、オートクエスト機能と併用すると、冗談抜きで快適なレベル上げが可能だ。
カンバリはそのキャッチーな見た目と、経験値を上昇させる希少なスキルゆえ人気が高い |
二身合体でも多身合体でも素材の悪魔以外に「マグネタイト」というゲーム内アイテムが必要だ。従来はクエストをクリアするなどでコツコツと貯めるというのが主だったが、3月末に実装した新要素「報酬型イベント機能」によってマグネタイトを獲得しやすくなった。これは本当にありがたく、ミッションをクリアするだけで、1イベントあたり約15万ものマグネタイトを入手できる。このおかげで、合体という機能をより一層利用しやすくなったのだ。
メガテンらしさはそのまままで育成などの要素は快適に
報酬型イベント機能やオートクエスト機能などは、3月末に実施した大型アップデートで追加された機能だ。これらの機能追加によって、いままで以上にプレイしやすくなったのである。レベル上げやマグネタイト稼ぎが簡単になったことで、メガテンおなじみの合体をより一層使いやすくなったと思う。極端な話をすれば、これまではクエスト攻略に必死だったが、いまでは「どの悪魔を作るか」ということを考える時間のほうが増えた気がする。
D2メガテンは非常に遊びやすいスマホゲームという一面だけでなく、合体で作る予定の悪魔だったり、戦闘中の行動に至るまでじっくり考えたりしてプレイすることで別の表情を見せてくれるスマホゲームだ。個人的には「じっくり考えてプレイ」するのがメガテンっぽさがあってウレシイところ。身の丈以上の相手に対してオートプレイで戦闘すると敗北してしまうが、強力な悪魔が相手でさえも弱点を突くなどで攻略できたときは最高に気分がいいぞ!
レベル上げや合体は快適にプレイできる一方で、しっかりと考えてプレイさせる場面も用意しているのがいかにもメガテンらしい。自ずと長く続けてしまうスマホゲームだ。まだ未プレイの方や、一度遊んだけど離れてしまったユーザーも、アップデートでさらにメガテンらしさを向上させた本作をプレイしてみてはいかがだろうか。
中盤の目標悪魔と言えるベルゼブブ。筆者も作成できたときは感慨深いものがあった……。見た目もかっこいいし、何より耐性面も十二分。今後も長く付き合ってくれる悪魔だ |
★4悪魔が手に入るテレビCM放映キャンペーン実施中!
現在、D2メガテンでは初となるテレビCMが放映中。それを記念して、★4悪魔が手に入るなど「いまからプレイする人」も「久しぶりにプレイする人」も「いままさにプレイしている人」までも、誰もがうれしいプレゼントをもらえるぞ。
■これからD2メガテンをプレイする人へのプレゼント
4月3日(火)以降にD2メガテンをスタートした人を対象に、近日情報修正予定の「★4ケルベロス(荒神)」をプレゼント!
■久しぶりにD2メガテンをプレイする人へのプレゼント
ストーリー1章3話までプレイした方のうち、3月28日(水)13時から4月2日(月)14時59分の期間中に一度もD2メガテンをプレイしていない人を対象に、近日上方修正予定の「★4ケルベロス(荒神)」をプレゼント!
■いままさにプレイしている人へのプレゼント
4月2日(月)23時59分までにD2メガテンをプレイしている人には「特殊召喚札×1」をプレゼント!
いずれのユーザーにとってもありがたいプレゼントだ。とくに、これから始める人にとっては、いきなり★4の悪魔を入手できるのはストーリーを進めるにあたっても大活躍すること間違いなし。
プレゼントされる「ケルベロス」 |
また、ゲーム内のプレゼント以外にも、CMでナレーションを務めるメガキン CV:小林裕介さんのサイン入りグッズなどが当たるリツイートキャンペーンも実施中。期間は4月6日から4月20日まで。賞品は、Aセットが「小林裕介さんサイン入り缶バッヂ」「小林裕介さんサイン入り缶バッヂスマホリングスタンド」「ステッカー」をセットで抽選で5名様に、Bセットが「スマホリングスタンド」「ステッカー」のセットが抽選で10名様に当選する。
応募方法は、「D×2 真・女神転生 リベレーション」公式Twitterアカウントをフォローし、対象ツイートをリツイートすることで応募完了するだけ。公式Twitterアカウントは本稿下部にリンクがあるので、ぜひともチェックしてほしい。
Aセットの賞品 |
Bセットの賞品 |
■関連サイト
・D×2 真・女神転生 リベレーション
・D×2 真・女神転生 リベレーション 公式Twitter
『D×2 真・女神転生 リベレーション』
メーカー:セガ
対応OS:iOS/Android
価格:無料(ゲーム内課金あり)
©SEGA/©ATLUS
提供:セガゲームス
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