既報のとおり、ドコモの2015冬春モデルが発表された。大多数のユーザーは『Xperia Z5』シリーズや『Nexus 5X』に胸キュンをしていると思われるが、筆者としては『GALAXY S5 ACTIVE』に続く、タフネス系スマホの『Galaxy Acvice neo SC-01H』に心を奪われた。あれ? 『Galaxy S6 Active』じゃないの? と思ったりもしたのだがS5 ACTIVEを愛用する身としては気になってしまう。
↑踏まれても安心の『Galaxy Active neo』。 |
↑片足立ちで踏まれても大安心の『Galaxy Active neo』。決して趣味全開でお願いしたビジュアルではない。 |
『Galaxy Active neo』は、4.5インチで実際カワイイ。そして『GALAXY S5 ACTIVE』の弱点を部分的に克服した端末であり、価格も3万円台と妙に安いものになる。そのぶん、SoCはSnapdragon 410と懐かしいものとなっているが、堅牢性もすっかりスペックのひとつである。
発表会会場では何度もコンクリートに落下する『Galaxy Active neo』のデモが続いていた。この手の耐久性についてはなかなかチェックする機会がないため、MIL規格準拠であるとしか書けないことが多い。しかしである。筆者の手元には私物の『GALAXY S5 ACTIVE』があるのだ。
そんなわけで比較だ。もちろん落下で。『GALAXY S5 ACTIVE』で気になっていたのは、着脱可能なバックパネルが落下時に外れることだった。これは衝撃を逃がす目的もあるようなので、近くに水辺がない環境であれば理解できるものだ。
ただ、それでも不安の声が多かったからか『Galaxy Active neo』では、バックパネルのツメの向きを『GALAXY S5 ACTIVE』とは逆にして外れにくくしたそうだ。また『GALAXY S5 ACTIVE』と『Galaxy Active neo』で共通することは、ツメは何度が外れる過程で、より摩耗などにより外れやすくなることだという。この点は回避する方法がないので、何度か外したらバックパネルを新調したほうがいいだろう。
↑『Galaxy Active neo』は4.5インチなので『GALAXY S5 ACTIVE』よりもコンパクトなのだが、横幅についてはあまり変化がない。 |
↑サムスンが高さの目安として用意していたもの。 |
それでは、さっそくコンクリートへの落下テストだ。
動画は2台同時にコンクリートの上に落下させてみたところ。高さは約85cmから。これは『Galaxy Active neo』は、サムスンの独自チェック項目として用意した1.5mの高さからの落下テストをクリアしているが、『GALAXY S5 ACTIVE』はそんなチェックをクリアしていないから、約85cmだ。なぜ85cmかというと、以前筆者がうっかりアスファルトに滑落させた高さだからだ。
↑3回ほど落下テストをしての結果は、『GALAXY S5 ACTIVE』は3回目でバックパネルが半分外れた状態になったものの、新モデルの『Galaxy Active neo』はいちどもバックパネルが外れそうになることはなかった。このあたりで問題点への対応ができているとわかる。 |
落下テストについては、26方向(!?)からの落下をテストしており、またバンパー部分が凹んだり、塗装が剥げたりもしにくくなっているそうだ。弱点としてはディスプレー端の土手の高さ。これはそれほど高くないため、小さな突起物のあるところに落とした場合は、パネルにダイレクトでダメージが及ぶ可能性がある。ただGorilla Glass 4を採用しているため回避率は高いと思うのだが……。製品版が登場したらテストしてみたいところだ。
せっかくなので洗濯機にも突っ込んでみた。発表会会場には洗濯機に落とした場合のデモもあり、実際にその洗濯機内で『Galaxy Active neo』を回すこともできた。注意点として挙げられたのは、性能的には対応しているが、バックパネルを外すためのスリットがある関係上、ほかの洗濯物が引っかかり、バックパネルが外れる可能性があること。
動画ではカメラが横に振れてしまってわかりにくいが、途中から筆者私物の『GALAXY S5 ACTIVE』も洗濯機にダイブさせている。動画を見ていくと2機種ともしっかりと生存していた。両機のスペックからすると当然なのだが、なかなかこういったチェックをできるチャンスはないので楽しいものだ。
というわけで、ハイスペックではないが日常生活範囲内で頑丈なスマホである『Galaxy Active neo』。『GALAXY S5 ACTIVE』の価格を見て回避していたユーザーには、『Galaxy Active neo』の3万円前後とされる価格は魅力的なものだろう。
堅牢性もスペックだと判断しているのであれば、『Galaxy Active neo』もチェックしておきたい端末だ。ところで、コンクリや洗濯機にダイブさせた筆者私物の『GALAXY S5 ACTIVE』だが、本記事作成中から挙動が怪しくなってきたのだが……。
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