先日ロゴを一新したばかりのGoogleが、同社の音楽サービス“Google Play Music”の日本展開を発表しました。
発表の前にGoogle Play Musicのサービスに少し触れる機会があったので、ファーストインプレッションをお送りします。なお、以下のキャプチャーはサービス開始直後とは一部異なる部分もありますので、ご了承ください。
最大5万曲を無料で保存、音楽の定期購入も可能
今回自分の使ったGoogle Play Musicの機能は、大きくわけて2つ。ひとつは最大5万曲の音楽データを保管できる(自分の持っているデータをアップロードする)無料の専用ストレージサービスという機能。そして、もうひとつは最近では“Apple Music”や“AWA”、“LINE Music”などに代表される音楽の定額配信サービスです。
どちらもウェブからのアクセスはもちろん、Android、iOS向けのアプリが用意されています。すでに米国などでは随分前から始まっていたサービスなだけはあり、端末の対応状況は非常に充実しています。
スタート時、邦楽は多めな印象
自分はまだGoogle Play Musicがストレージとしての機能しかもっていない頃、米国渡航時に使って見たことがあったので、まずは定額配信サービスとしての側面をチェックしてみました。
Google Play Musicで音楽を聴くには、曲目やアーティストを検索して直接再生するほか、自分の好きなジャンルやアーティストを設定してGoogleにレコメンドしてもらったり(使っているとGoogleがだんだん好みを理解してくれる)、全体のトップチャート、最近配信が開始された曲から選ぶこともできます。なお、気に入った曲やアルバムなどは、“マイライブラリ”に保存できるため、手持ちのお気に入りの楽曲と共に、いつでも聞き直すことができるのが便利です。
↑好みのジャンル選択画面。 |
↑アーティスト選択画面(ほかのサービス同様、現状配信されていないアーティスト名も出てくることも)。 |
気になるラインアップはというと、結構邦楽が充実しているなぁという印象。自分はJ-POPやアニソン、歌謡曲をよく聴くので、Apple Musicのスタート時のラインアップには不満があったのですが、Google Play Musicは大満足……は言い過ぎなものの、結構有名な邦楽作品が配信されていてうれしかったです。
↑たとえば、アニソンではおなじみの“ClariS”が配信中。 |
↑個人的にはORANGE RANGEのメジャー時代の曲が聴けて中高生時代の思い出が蘇りました。 |
なお、試したときはiOS版のGoogle Play Musicアプリが日本では配信されてなくて、Android版でしか試せませんでしたが、アプリのつくりはマテリアルデザイン準拠でとくに操作に困ることはありませんでした(Nexusシリーズでは標準のミュージックプレーヤーですしね)。
↑Android版アプリ。 |
マイライブラリの曲を端末に保存しておくことも、サーバーからストリーミング配信で曲を聴くことも可能。設定から“WiFi時のみストリーミング”と設定できるので、月々の高速パケット通信量が厳しいという人も安心です。
(2015年9月3日12時46分追記)
Google Play Musicの定額配信(サブスクリプション)サービスは月額980円。収録曲数は3500万以上で、ストリーミング品質は最大320kbp(インターネット回線の品質に応じて可変)。なお、10月18日までに登録したユーザーは“永久的に”月額780円で利用できます。なお、初回30日間については無料で利用できます。
加えて、楽曲をPlay Storeで購入することも可能。1曲ずつあるいはアルバムごとに購入でき、1曲あたり150円から。こちらも取り扱い曲は3500万曲以上で、購入した楽曲は自動的にマイライブラリ(ロッカー)に保存されアカウントと紐付くため、端末を買い換えたり増やしたりしても問題ありません(登録台数はPCを含めて最大10台。年間4台まで削除可能)。
なお、楽曲をGoogleのストレージに保存するロッカー機能は無料です。最大5万曲格納可能で、ファイルの最大サイズは300MB。MP3以外にも、AAC(DRM保護付きも含む)、WMA、FLAC、OGG、ALACのデータはアップロード可能です。
音楽好き、Googleサービスを常用している方はぜひチェックしてみてください!
●関連サイト
Google Play Music
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります