国立科学博物館は、重要科学技術史資料(未来技術遺産)として、ソニーのペットロボット『AIBO』やNECの8ビットコンピューター『PC-8001』、シャープの『MZ-80K』など25件を登録した。
↑ソニーの『AIBO ERS-110』(1999年) |
ソニーのペットロボット『AIBO ERS-110』(1999年)の登録基準は「新たな科学技術分野の創造に寄与したもの」。
NECの8ビットコンピューター『PC-8001』(1979年)の登録基準は「国民生活の発展、新たな生活様式の創出に顕著な役割を果たしたもの」。シャープの8ビットコンピューター『MZ-80K』も同じ登録基準で、どちらも手ごろな価格で提供されたことも選定理由になっている。
↑NECの『PC-8001』(1979年) |
↑シャープの『MZ-80K』(1978年) |
同じく未来技術遺産に登録された日立製作所の『ベーシックマスター MB-6890』(1980年)の選定基準も『PC-8001』および『MZ-80K』と同様だ。
↑日立製作所の『ベーシックマスター MB-6890』 写真:(社)情報処理学会Web サイト「コンピュータ博物館」 |
このほか2015年度に未来技術遺産に登録されたのは、パイオニアのレーザーディスクプレーヤー『LD-7000』(1983年)や富士写真フイルム(現:富士フイルム)の世界初の高感度(ASA400)カラーネガフィルム『フジカラー F-II400』(1976年)、DENONのPCM/デジタル録音装置『DN-023R』など。
前回の2014年度にはシャープの電子システム手帳『PA-7000』(1987年)や富士写真フイルム(現:富士フイルム)のレンズ付きフィルム『写ルンです』、東芝の立体ビデオカメラ『SK-3D7』などが登録されている。
■関連サイト
・国立科学博物館(産業技術史資料情報センター)
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