200秒で自社サービスをプレゼンし、ファンを増やすことを目的としたBtoCベンチャー応援コミュニティーイベント“Sprout #8”(2015年8月18日開催)。4社が登壇してサービスを競い、今回は小学1年~4年生を対象にした体験学習のマッチングサイト『Gifte!(ギフテ)』が優勝に輝いた。
ギフテはワクワクの体験を子どもたちに与える“体験活動”とのマッチングサービス。「JAXA筑波宇宙センターでの宇宙飛行士体験」、「横浜八景島シーパラダイスでイルカの飼育員を取材して記事にまとめるジャーナリスト体験」から、バンドやロボット製作など、夢のある体験教室をサイト上にまとめており、そのまま申し込みができる。
ギフテを運営するみらいスクールの菅野高広代表取締役は、サービス開発の背景に体験活動ができる公教育の機会や施設の減少を上げている。子どもの原体験になるような学びの機会を贈りたいとサービスを運営している。
サービス対象を小学校1年生から4年生に絞っている理由は、「遊びと勉強のちょうど中間でリアルな体験から学ばせたい年代、さらに学び体験をとおして、体験だけで終わらないその後につながるものにしたい」としている。宇宙飛行士体験をした子どもが、よく空を見上げるようになったとお父さんからのソーシャルの書き込みがあったと菅野代表はよろこびを見せる。
2015年5月に始まったばかりのサービスで体験学習の掲載数は少ないものの、学研アクセラレーターの紹介などをとおしてパートナーを増やしていく予定だ。ぜひ伸びてほしい楽しみなサービスだ。
そのほか登壇した企業は3社。『MyChef(マイシェフ)』は個人が頼める出張シェフサービス、ひとり当たり3000円から5000円のリーズナブルな価格でプロの料理を自宅などで楽しめる。出張費や材料費、後片付けまで含まれている。週刊アスキーで女子会でマイシェフする記事を掲載している。特別な日の思い出だけでなく、外出が困難な高齢者が食事を楽しむといった申込みの事例も出てきている。将来的に絶対必要なサービスになると自信を見せる。
SUPERSTUDIOが運営するメイカーズやアクセサリー、ガーデニングなど個人のDIYに特化したモノづくりレシピ共有サービス『PU』は、7月14日にローンチしたばかりのサイトで、DIYのハウツー動画を掲載する。テキストと写真でユーザーからモノづくりのレシピを募集しているCGMサービスで、モノづくり文化を支援するDIY版のクックパッドのイメージだ。ハウツー動画の掲載のほかに、資材の一括購入、出張DIYでのモノづくり支援なども企画する。
『SCANMAN(スキャンマン)』は、名刺や文書などのスキャン出張サービスだ。派遣名刺スキャンが2000枚まで無料になるキャンペーンを実施中だ。
無料の秘密は、パートナーであるクラウド名刺サービス『Eight』などからのクライアント企業の広告費。直接出向いてスキャンをする際にクライアント企業のサービス紹介行なう仕組みだ。今後はスキャン代行以外にも、あらゆる派遣サービスのプラットフォームになっていきたいとしている。
実はこちらも週刊アスキー特集で過去16年分のベストバイページをスキャンしてもらうという企画にご協力願った。女性スタッフの悲愴な表情が思い出深いが、サービスの質は保証済みだ……。
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