わが家は賃貸マンションである。防犯設備はまだない。
一度泥棒に入られた経験があるし、必要性は感じるのだが、大手ホームセキュリティーの商品は高いのだ。たとえばセンサーを使った簡単な防犯システムでも、初期費用5万円、そして月額4600円というランニングコストがかかる。
かくして二の足を踏んでいる人びとに向けた防犯サービスが最近増えている。
クラウドファンディングのMakuakeで17日から資金募集を開始した、貼るだけ防犯システム『セキュアル』(Secual)もその1つだ。初期費用は1万円台から、月額料金は980円。こみいった工事もいらない。
使い方は、センサーを窓やドアに貼り、専用ゲートウェイをコンセントプラグにさしこんでおくだけ。家に不審者が入ると、ばかでかいアラートで警告し、ゲートウェイが登録先のスマホアプリに情報を通知する。
セキュアル(センサー部) |
写真:YouTube |
セキュアル(ゲートウェイ部) |
写真:YouTube |
清潔なデザインも特徴的だ。良品計画(無印良品)の空気清浄機やモバイルバッテリーなどを手がけた、みやけかずしげ氏をプロダクトデザイナーに起用した。
「これまでのホームセキュリティ商品は機能は十分でも、製品としての分かりやすさや、居住空間に相応しい外観かどうかという点が、導入する上でのハードルになっていたケースは少なくないと感じています」(みやけかずしげ氏)
なお、センサーはBluetooth Low Energyでゲートウェイと通信し、ゲートウェイはWi-Fi経由でスマホに通信するしくみ。自宅にはWi-Fi環境が必要になる。
センサーのサイズは幅70×高さ70×厚み8mm、ゲートウェイは幅50×高さ70×厚み25mm。センサーはコイン形リチウム電池(CR3032)2つで700日ほど使える。
スマホアプリで情報をうけとる |
写真:YouTube |
月額980円の防犯カメラ『セーフィー』(Safie)、ワンコイン防犯を謳うプリンシプルの『SMART ROOM SECURITY』などがホームIoTまわりでがんばっている、ホームセキュリティー市場に新星登場といったところ。
デザインがいいという理由で物欲アンテナがピーンと立ってるんだけど、それだけで買ったら怒られるかなあ、やっぱ。
■関連サイト
セキュアル(Secual)
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