週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

格安SIM・スマホの激戦区“大阪”にオープンした楽天モバイルの実店舗を突撃レポート

2015年08月04日 20時00分更新

 楽天モバイルは、7月14日に全国初となる同社の専門ショップの1号店“楽天モバイル 心斎橋店”を大阪市中央区の地下街・クリスタ長堀にオープンしました。

 ということで、やって来ました関西! 大阪! 心斎橋! なんば駅に降り立ち「NMB48の劇場公演見たいなあ……」などと後ろ髪をひかれつつ、馳せ参じる私です。

“激戦区”大阪に楽天モバイルも実店舗をオープン

楽天モバイル 心斎橋店

 これまで楽天モバイルは、オンライン販売を中心に、東京都内の“楽天カフェ”2店舗、宮城県仙台市の“楽天イーグルスショップ”内の申し込み受付など、併設するようなかたちでの出店はありましたが、専門ショップとしては同点が全国初となります。大阪といえば、ケイ・オプティコムさんが“mineo”(マイネオ)のアンテナショップがグランフロント大阪に、トーンモバイルがあべの橋と寝屋川に実店舗を出しています。大阪は、なかなかの格安スマホ激戦地な気がします。

 同店の入る心斎橋の地下街・クリスタ長堀内にはドコモやソフトバンクなどのキャリアショップもあり、楽天モバイルはキャリアショップに勝負を挑むことになります。広報担当者によると、神戸三宮と仙台の出店も決まっており、さらに全国展開も検討していくということ。真っ向勝負ですね、楽天モバイルさん。

心斎橋の地下街・クリスタ長堀に1号店が誕生

楽天モバイル 心斎橋店

 オープニングセレモニーでは、楽天代表取締役副社長執行役員、フュージョン・コミュニケーションズ代表取締役会長の平井康文氏が登壇。「関西という最先端の情報に敏感でコスト意識の高い土地柄にあり、楽天モバイル事業を加速度的に拡大させるための重要な店舗である」と話じ、1号の並々ならぬ自信がうかがえました。

 テープカットの後に店内がお披露目となりました。店内はブラックを基調としたスタイリッシュなデザインに仕上がっており、内装は佐藤可士和氏がクリエイティブディレクターとして監修。6席の受付カウンターで多くの契約や相談の来客に対応できるようになっています。

 既存のキャリアショップと同じく、店内に展示された楽天モバイルの取り扱いスマホを試すこともでき、スマホを触りながら機種やサービスについての説明も聞けます。MVNOの新時代到来という気持ちになりますよ!

楽天モバイル 心斎橋店
↑楽天・平井副社長もオープンにかけつけた。

 オープニング当日の店頭には、先日ASUSが発表した『ZenFone2 Laser(8GB)』は残念ながら展示されていませんでしたが「後日から展示します。実店舗なので、お客様に触っていただけますよ」(広報担当)とのこと。

 ほかにも『honor6 Plus』や『Huwawei P8 lite』など、注目の製品が常時展示されており、気軽に来店して触ることができます。

楽天モバイル 心斎橋店
↑カウンターも6席と余裕のサービスが受けれそう。
楽天モバイル 心斎橋店
↑話題のWカメラスマホ『honor6 Plus』も展示されていた。
楽天モバイル 心斎橋店
↑残念ながらこの日はZenFone2 Laser 8GBは展示されていなかった。

 多くの機種を触りながら、壁に視線をやると「これ?本物?」と気になる飾りが……。そう!サッカー日本代表(ACミラン所属)の本田圭佑選手のサイン入りユニホームが展示されているのです!本田選手は楽天モバイルのイメージキャラクターですからね。サッカーファンにも注目のスポットになりそうです。

楽天モバイル 心斎橋店
↑イメージキャラクターのサッカー・本田圭佑選手のサイン入りユニホームも展示。

何故MVNO各社は大阪に実店舗を出すのか?

 先にも書きましたが、大阪にはmineoやトーンモバイルも実店舗を出しています。ここに心斎橋の楽天モバイルが新たに加わるということになるのですが、なぜ、相次いでMVNOの直営実店舗が大阪にオープンするのでしょう。

 それは関西独特な地域性が大きいようなのです。関西の人は総じてアップテンポでユーモアに富み、外向的と印象があります。電化製品の購入時に値切る人は東京よりも多く、商人気質の都市でもあります。このような風土から、全国でも格安スマホが受け入れられやすい大都市の筆頭として大阪が選ばれているのではないかと推測されるわけです。

 また、実店舗の展開はこれまでのMVNOでよく言われる“アフターサービス”という弱点をカバーする数少ない手段です。日本のMVNO各社の実店舗の設置は普及というターンからさらに一歩踏み込みはじめていると言えるのかもしれません。

 というわけで、楽天モバイル心斎橋店のオープニングに馳せ参じた私ですが、同店舗のオープンでさらに大阪が羨ましいことこのうえない場所となりました。食べ物はおいいし、街は面白いし、その上、格安スマホの激戦地区だし。本気で移住したい!

 大阪を中心にどんどん、MVNOの実店舗が全国に広がって行くんだなと、そう感じた楽天モバイル心斎橋店のオープンでした。

●関連サイト
楽天モバイル
楽天モバイル 心斎橋店


 また、大阪からは離れていますが、8月8日にはASUSなどのメーカーも出展する『めんたいガジェットフェス』が福岡で開催! 週アスでもお馴染みのライターや編集者によるトークセッション、『ZenFone 2』や『Aspire Switch 10 E』が当たる抽選会も実施。お近くにお住まいの方は事前登録の上、ぜひお越しください!

●開催概要
『めんたいガジェットフェス』

日時:8月8日 12時〜(会場受付は11時40分頃から)
会場:ヨカラボ天神(福岡市中央区大名2-9-35 トウセン天神ビル9F)
入場料:600円(※前売券完売の場合は、当日券の販売が無い可能性があります)
公式サイト:http://mentai-fes.com/
公式Twitter:@mentai_fes
公式Facebookページ:https://www.facebook.com/mentaifes

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります