週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

まさに女子向け自撮り性能怪獣! 技適アリのZenFone Selfieが大阪でお披露目

2015年09月08日 20時30分更新

 ASUSは9月7日(月)、ブロガー向けイベント“ASUS新製品体験イベント@大阪”を開催し、ZenFoneシリーズの最新モデル『ZenFone Selfie』を国内で発売することを発表しました。

 ZenFone Selfieは、6月のCOMPUTEX 2015に先駆けて開催された同社のプレスカンファレンスで、グローバルモデルとして発表。筆者も現地で取材をしていたのですが、この時「日本でも販売するかも」と言われていたのを覚えています。

ZenFone Selfie
↑大阪市内で行われたASUS新製品体験イベント@大阪。

 今回“発売日、価格は未定”としながらも、近日発売として披露されたZenFone Selfie。展示ではピンク、白、水色という3色のモデルが展示されましたが、正式に発売される製品のカラーも未定となっています。

ZenFone Selfie
↑正面カメラ機能が強化されたZenFone Selfie。

 ZenFone 2と同じ、大型の5.5インチのフルHD(1080×1920ドット)解像度ディスプレーを搭載していますが、CPUはインテル製ではなく、クアルコム製のオクタコアCPU『Snapdragon 615』を採用。メモリーは2GB、ストレージは16GBとなっています。

ZenFone Selfie
↑見た目はZenFone 2のようだが……!

 外観的にはZenFone 2と非常によく似てはいますが、背面のLEDフラッシュの位置のレイアウトなどに違いが見受けられます。また、色の付いた薄いフィルムを貼り付けて着色したZenFone 2の背面カバーに対し、ZenFone Selfieは、サラサラとした手触りのマットコーティング仕上げとなっています。

ZenFone Selfie
↑フラッシュ位置や塗装の仕上げなど、ZenFone 2と背面が若干異なる(左からZenFone Selfie、ZenFone 2)。

 自撮りに特化したZenFone Selfieは背面カメラ、正面カメラともに1300万画素で、デュアルLEDフラッシュを搭載。背面カメラでは7月に日本で発売開始した『ZenFone 2 Laser』と同じく“レーザーオートフォーカス”を採用しています。なお、インカメラはZenFone 2と比べ大型化しているのも特徴的です。

 正面カメラはF値2.2の広角レンズを搭載するほか、HDR撮影や140度のパノラマセルフィーに対応。背面カメラは、F値2.0と正面カメラより明るいレンズが採用されています。

ZenFone Selfie
↑正面カメラは性能が強化され、大きくなっている!(手前がZenFone 2、奥がZenFone Selfie)

 背面のボリュームキーや上部にレイアウトされた電源キーなど、物理キーの操作性についてはZenFone 2とほぼ同じです。底面に設けられたマイクロUSBの充電端子も同じ位置にあります。本体の厚みも見た目はZenFone 2とほぼ変わりはありません。

ZenFone Selfie
↑厚みはZenFone 2とほぼ変わらない(下からZenFone Selfie、ZenFone 2)。7

 SIMスロットは背面カバーを取り外すと2つ設けられています。SIMスロット1、スロット2ともに挿せるマイクロSIMはLTE/3G、2G対応です。ただし、LTE/3Gのダブル待ち受けは不可。優先されるスロットは“スロット1”のほうです。利用可能な周波数帯は、LTEがバンド1、2、3、5、6、8、9、18、28。3G(W-CDMA/HSPA+)がバンドI、II、V、VI、VIII、IX、XIX。2G(GSM/EDGE)は850、900、1800、1900MHzとなっています。

ZenFone Selfie
↑LTE対応のデュアルSIM仕様だが、LTEの同時待ち受けはできない。

 日本国内モデルということで、ちゃんと技適マークも表示されました。UIもこれまでの同社のモデル同様に“Zen UI”を採用。バッテリーは取り外し可能で3000mAhとなっています。

ZenFone Selfie
↑技適マークもこのとおり!

 同時発売の純正アクセサリーとして、おなじみの窓付きフリップタイプカバー“View Flip ”が発売されるとのこと。装着は背面カバーを取り外し交換してセットします。フリップを閉じると写真のようにCover Viewが起動し、電話、メッセージ、メールといった情報が窓にあわせて表示されます。なお、ZenFone Selfie専用のView Flipは機種の特徴を生かすよう、インカメラの窓も設けられています。

ZenFone Selfie
↑View Flipも同時発売の予定。

 ざっと特徴を紹介していきましたが、ZenFone Selfieは名前のとおり、自撮り(セルフィー)機能に力の入った“女子向け性能怪獣(パフォーマンスモンスター)”または“Snapdragonを搭載したZenFone 2”と呼べるスマホです。ちょうど「ZenFone 2にZenFone 2 Laserの機能を盛り込んでつくったらこうなった」という感じでもあります。

 それだけに自撮り女子だけではなく「ZenFone 2 Laserは欲しかったけど、サイズはZenFone 2がよかった」というユーザーにもオススメできる1台といえます。

ZenFone Selfie
↑当日は禅太郎もイベントにやって来たぞ!

 ZenFone 2、ZenFone 2 Laser、そしてZenPadシリーズと、立て続けに“Zenシリーズ”を国内に投入しているASUS。台湾メーカーというくくりの話だけではなく、日本国内で発売しているメーカーとしても異例のペースのリリースと言えるでしょう。

 今回のイベントに参加したブロガーからも、「ASUSが続々と新モデルを投入する!」「ASUSの勢いが凄い!」という声が多く聞こえてきました。そうなると気になるのが、先日のIFA 2015で詳細を発表した『ZenFone Zoom』。この機種が果たして日本でも発売されるのか、今年のASUSの勢いに期待せずにはいられないですね!

●ZenFone Selfie ZD551KLのおもなスペック
OS:Android 5.0
CPU:Snapdragon 615(1.5GHz+1GHz、オクタコア)
メモリー:2GB
ストレージ:16GB
ディスプレー:5.5インチ液晶(1080×1920ドット、401dpi)
カメラ:1300万画素(インカメラ 1300万画素)
バッテリー容量:3000mAh
サイズ:約77.2(W)×10.8(D)×156.5(H)mm
重量:170g

(2015年9月9日14時35分追記:記事初出時、バッテリーの取り外しに関する記述が間違っておりました。お詫びして訂正いたします。)

●関連サイト
ASUS

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう