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クラウド活用のアプリが勢揃い!NTTコミュニケーションズ主催コンテストの最優秀賞決定

2015年07月06日 16時30分更新

 みなさん、こんにちは。週刊アスキーの吉田でございます。さて、週刊アスキー編集部はNTTコミュニケーションズと共同で「アプリで儲ける仕組み」というテーマで、モバイルアプリ開発者向けのセミナーを3月25日に開催しましたが、そこでも募集していたクラウドを利用したアプリケーションコンテストが5月31日で締め切られ、このたび結果が発表されましたよ。

Cloud n

 Cloudn賞(最優秀賞)、週刊アスキー賞、Firefox OS賞、WebRTC賞という4つの賞が用意され、それぞれの受賞アプリが決まりました。

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 Cloudn賞を受賞したのは、tikachu氏が開発した「見える関数電卓」。ウェブページ上で数式を入力すると、視認性の高い表記方法で画面出力してくれるというもの。四則演算では、掛け算と割り算を優先的に計算するというルールがありますが、これもきちんとカッコ書きにしてわかりやすく、かつリアルタイムで表示してくれます。ワタクシは、Googleの検索機能を使って計算することが多いのですが、見える関数電卓であれば計算間違いなどもすぐに見つけられます。これはブックマークしておきたいですね。

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数式をわかりやすく表示してくれる「見える関数電卓」。

 週刊アスキー賞を受賞したのは……といいますがワタクシが選ばせていただいたのが、sotozaki氏が開発した「Shoda-コミュニケーションに言葉はいらない-」です。アプリ名からわかるように、文字ではなく画像をメッセージとして送れるアプリで、テキストを入力するとそれに適した画像が選ばれて相手に送信されるという仕組みです。

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文字ではなく画像をメッセージとして送れるアプリ「Shoda-コミュニケーションに言葉はいらない-」。

 受賞のポイントはずばりApple Watch対応です。Apple Watch上では、あらかじめ用意されたメッセージを画像で送れるほか、音声認識による文字入力後にその内容に適した画像を送るという機能もあります。

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Apple Watchにも対応しています。

 Firefox OS賞は、萩原崇之氏が開発した「Study Mail」。キーワードやエリア、コミュニティーを登録するだけで、勉強会やイベントの情報がメールで配信されるサービスです。メールには、iCalendar形式の添付ファイルをつけることも可能なので、そのままクリックすればGoogleカレンダーなどに取り込めます。

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キーワードやエリア、コミュニティーを登録するだけで、勉強会やイベントの情報がメールで配信される「Study Mail」。

 WebRTC賞は、意識中くらい氏が開発したビデオチャットを使った一問一答形式のクイズサイト「イチモニット」。画面上に表示されるクイズを、PCやMacに接続したマイクに向かって発音して答えるというシステムです。ウェブ上でリアルタイムの音声認識が実行されており、正しく発音しないと正解になりません。WebRTCの音声認識APIを組み込めば、こんなシステムが作れてしまうこと自体が驚きでした。

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音声認識APIを利用したクイズサイト「イチモニット」。

 ぜひ、みなさんチェックしてみてください。

 なお、現在NTTコミュニケーションズでは「“配信サーバー”クラウド化応援キャンペーン」を実施中です。これは、動画やアプリ、ニュースなどの配信サイトのサーバーにCloudnを利用することで5万円ぶんまでの利用料が無料になるというものです。

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■関連サイト
Cloudn(NTTコミュニケーションズ)
“配信サーバー”クラウド化応援キャンペーン(NTTコミュニケーションズ)
Cloudn Magazine
見える関数電卓
Shoda
Study Mail
イチモニット

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