※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーとツンデレな仲間たちが地下の倉庫の隣の部屋からお届けする、大半の方にはどーでもいい情報を扱うコーナーです。
普段はマジメに記事を書いておりますが、特定のジャンルになると目の色が変わる人っていますよね。自分にとってそれはXperiaかもしれませんが、そう思ったのはACCN所長からポンと置かれた『Xperia C4 Dual』を見たからでした。
↑外箱と本体は同じカラーリング。ほかにも白と黒のカラバリがあるので全部同じかもしれませんが。こちらのミントはどことなく『Xperia A』を連想させてくれる色合いです。 |
まずは、Xperia C4についておさらい。発表は2015年5月で、6月から台湾などで販売。今回試した『Xperia C4 Dual』は香港で発売している“デュアルSIM”版になります。
↑右側面のカバーをあけると、右からマイクロSDカードスロット、SIMスロット1、2、リセットボタンが並んでいます。なお、対応SIMサイズはどちらもナノSIMです。 |
ディスプレーは5.5インチのフルHD(1080×1920ドット)解像度のIPS液晶。OSはZ4と同じAndroid 5.0。メモリーは2GBで、今回試したE5363ではストレージは16GB。CPUはXperiaシリーズでは珍しいMediaTek製の『MT6752』(1.7GHz、オクタコア)を搭載しています。
5.5インチということで、“Z Ultra”レベルとは言えないものの、わりと大きめ。画面表面は指紋が目立ちやすい少しすべりにくい素材なので保護フィルムがほしくなるところ。いわゆるミドルレンジタイプのスペック構成ですが“Mobile BRAVIA Engine 2”搭載のおかげもあり、発色や精細さは上々です。
ちなみに、厚みは7.9ミリ。Z4は約6.9ミリですので、1ミリほどC4のほうが厚みがありますが、大きさも相まってかなり薄く感じます。
↑Xperia C4 Dual(左)とXperia Z3(右)を比較。かなり大きめ。 |
↑背面はこんな感じ。ふたは外れませんのでバッテリー交換は不可。左下にあるスピーカーからは割と大きめな音がでます(とくに初回起動時の音はかなりビックリします)。 |
↑上側面。ヘッドホンジャックのみ。 |
↑右側面。先述の各カードの挿入口とおなじみ電源キー、音量キーカメラキーを搭載。 |
↑下側面。マイクのみ。 |
↑左側面は上側にマイクロUSBを配置。残念ながらC4は防水端末ではないので注意。 |
大きさは“片手モード”でカバー
それではソフトウェア面を見ていきましょう。
ほかの海外版Xperiaと同様で日本語環境は標準で用意。ただし、M4 Aquaと同じく日本語IME“POBox Plus”は搭載していません。また、気になる技術適合マークはなし。国内では無線による通信はできませんね。
↑日本語ローケルは標準搭載。 |
↑技適マークはありません。残念。 |
↑POBox Plusも非搭載。 |
ホワイトリスト型のSTAMINAモードや、Ultra STAMINAモード、my Xperiaなどの仕様はほかの海外版と同等です。目立つ点としては、以前T2 Ultraをレビューしたときに見つけた“片手モード”を搭載しているところ。Android 5.0(Lollipop)世代の片手モードはAndroid 4.3(JellyBean)世代のものと比べると、画面ロック解除時の片手操作最適化など機能が追加されていました。
↑C4の片手モードは4つの機能が備わっている。 |
↑片手モード“オン”のダイヤル画面。左寄りと右よりは選べる仕様。 |
↑片手モード“オン”のダイヤル画面。左寄りと右よりは選べる仕様。 |
↑ホームボタンを2回タップすると、通知画面が引き出されます。 |
Z4と同じインカメラ+LEDフラッシュ
さて、C4の最大の特徴と言えばインカメラです。画素数は5MP(Z4も約5MP=510万画素)で、広角25ミリのレンズを搭載。内蔵されているカメラ機能もZ4で追加された“ARマスク”や“スタイルポートレート”、そして以前から搭載されていた“ARエフェクト”や“ARファン”などもインカメラ対応版になっていました。
とくに正面のLEDライトはかなり強く光のでメチャクチャくらい場所や、逆光の激しい場所での撮影にピッタリです。
↑ドデカいインカメラとLEDライトが特徴的。 |
↑自撮り写真にリアルタイムでエフェクトをかけられるスタイルポートレートにも対応。 |
↑あえて光源のない部屋で撮ってみたところ(読み込みエラーじゃないですよ)。 |
↑フラッシュを有効にするとここまで明るく(つばさorなべこじゃなくてごめんなさい)! |
前述のとおり、技適マークがないことから日本国内では使えませんが、海外旅行先でひとりorみんなでセルフィーするのには実はZ4より最適かも。LTE+3G/GSM仕様のデュアルSIM機なので通話はGSM、データ通信はLTE+3Gとおトクに使いわけることもできます。
記事作成時、EXPANSYS JAPANでは4万990円で販売中。夏の旅行シーズンなどに備える際は、ぜひご検討ください。
※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。
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