週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ご存じ『Slack』がDAU100万人突破 世界で急拡大中のチャットツール

2015年06月25日 13時30分更新

slack

『Slack』(スラック)の1日あたりの利用者数(DAU)が110万人を超えたと報じられた。米国発の同サービスは、基本無料で利用できるビジネス向けのグループチャットサービス。

 2013年8月のサービス発表後、2014年2月にローンチ。翌2015年2月にDAU50万を突破したのを発表したあと、4ヵ月で一気に倍の100万まで数を伸ばした形だ。

slack
DAU50万突破のインフォグラフ。当時のデータでは、米国、イギリス、カナダ、日本、ドイツの順で利用されていた

 日本語化はされていないサービスだが、使っている企業は国内でもじつは多く、エンジニアの間で特に好評。取材先の多くのベンチャー・スタートアップ企業でも社内コミュニケーションツールとして、当たり前に普及している印象だ。

 いったい何が人気なのかといえば、直感的でわかりやすくスマートなUI、便利な他サービスとの連携、PC・iOS・Androidでの違和感なく使用できる点が大きい。さらに、Twitterのようなメンション機能がありグループチャット内でも個人宛のメッセージがわかりやすいところや、過去ログ検索の良さ、投稿内容やユーザーアイコンの視認性なども挙げられている。

 そのほかにもチャンネルごとのグループ分け、エンジニア人気の高いBot機能など、ビジネスチームでの利用に向いているというのもうなずける。

slack
現在、無料版では10000件のメッセージしか保持はされず、外部連携も5つまでとなる

 運用方法さえ間違わなければ、ビジネスチャットで社内コミュニケーションのスピードは圧倒的に変わってくる。日本の場合、日常的な利用ではメールのほか、FacebookメッセンジャーやLINEなど半プライベートなサービスが食い込んでいるため、ビジネスユースでの専用チャットサービスなどが求められているところも多い。

 今後Slackは、新しい機能を追加するとともに、製品にサードパーティのサービスを表面化で来年にかけて投資する計画だという。エンタープライズ版も予定されているようだが、日本国内への上陸は未定だ。

 ちなみにSlackは週刊アスキー編集部でも使われている(チャンネルごとのアラートの使い分けが、個人的には好印象)。同社の企業文化については、2014年12月のこちらの記事を参照してほしい

slack
とにかく見やすくきれいなUIが特徴


画像:Slack

●関連サイト
Slack

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります