米MicrosoftはWindows Blogで、Windows 10 Insider Preview(インサイダープレビュー)版をISOファイルからクリーンインストールしているユーザーが Insider Hubアプリを設定することによって、正規版Windows 10のアップグレードが可能になるといった趣旨の記事を公開した。この通りに受け取ると、インサイダープレビュー版を運用していたPCであれば、Windows 7/8/8.1のライセンスがなくとも(正規版のWindowsを所持していなくとも)実質無料で10が手に入ることになる可能性がある(企業向けIP版は対象外)。
【6月22日13時45分追記】日本マイクロソフト広報によれば、Windows 7/8.1のライセンスは必ず必要になるとのこと。追って日本のWindowsブログでも抄訳ブログが公開される予定。
ただし、以前、マイクロソフトでは、海賊版からも無償アップグレード可能とした後で訂正が入ったため、Windows 7や8.1のライセンスを持っていないインサイダープレビュー版からのアップグレードユーザーに対しては、使用期限などの制限が設けられるといった可能性も考えられる。
【6月24日追記】該当記事を執筆した米マイクロソフトのGabe Aul氏はブログを更新して謝罪し、Insider PreviewプログラムはWindows 10リリース後も更新され続けるといった内容を補足した。BUILDは有効期限があるが、新しいBUILDを更新し続けていれば、“プレビュー版”を使い続けることが可能とのこと。
さらに、正規版のWindows 7/8.1からアップグレード使用している場合、7月29日以降に正規版へとアップグレードするとそのままライセンス承認されたものになるが、それ以外の場合は、旧OSにロールバックするか、あるいはWindows 10正規版を購入する必要があるとしている。
ただし、メーカー製PCの場合、クリーンインストールした場合であっても最新ドライバーが提供されない限り、不具合が多発する可能性が高い。
Windows 10は7月29日に7/8/8.1ユーザーに対し、無償で先行DL提供を開始する予定。日本でのパッケージ版の発売日・価格はまだ発表されていない。
■関連サイト
Windows 10 Insider Preview
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