みなさん、こんにちは。週刊アスキーの吉田でございます。さて本日、iPad用手書き入力メモアプリ「Note Anytime」やiOS用の手書き入力システム「mazec」で有名なMetaMojiが、専門業種向けの業務ツール「GEMBA」シリーズの第一弾として、新製品「eYACHO」を発表しましたよ。
eYACHOは、紙の野帳を置き換える手書き入力に対応したデジタルメモアプリです。 |
mazecは、2015年6月現在で700社20万台(本)以上の導入実績があり、eYACHOはmazecエンジンを搭載し建設業界に特化させたデジタルメモアプリです。
「GEMBA」シリーズのロゴデザイン。 |
「eYACHO」のロゴデザイン。 |
eYACHOは、「いーやちょう」と読みます。「いー」は電子(Electronic)の「いー」かと思いますが、謎なのが「YACHO」ですね。おそらく皆さんのパソコンで、「野鳥」の次に候補として表示される「野帳」のことです。野外で使うから野帳なのですが、一般的には建設・土木作業の現場で使うノートのことを指します。
工事現場で使えるタフネス仕様のノートマシンがありますが、建設現場では立って作業したり、指示したりすることが多いので、野帳をパソコンに置き換えるのは無理があります。効率がいいのは手書きなわけですね。そこで、iPadや大型のiPhoneとmazecの技術をうまく利用したのがeYACHOというわけです。
付属するテンプレートの一種。現場の人員を把握できる表ですね。ソフトウェアキーボードでの入力のほか、もちろん手書きでの入力も可能です。 |
eYACHOは、手書き文字はもちろん、絵や写真、PDF、ウェブページも張り付けることができるほか、業務日誌や報告書に適したテンプレートが用意されているのが特徴です。紙のメモ帳の使い勝手を生かしつつ、デジタル化したわけですね。
こちらは現場巡回記録のテンプレート。図面をiPadの内蔵カメラなどで取り込めば即使えます。 |
発表会に登壇した大林組の担当者によると、大林組では5300台近くのiPadが導入されており、そのうちの407台にmazecエンジンを搭載したノートアプリ「NoteAnytime」がインストールされていたことなどを踏まえて、MetaMojiとの協業を決めたそうです。大林組がMetaMojiに出した要望は、手書き変換、タグ、タイムスタンプ、表計算、To Do抽出、音声メモ、専用テンプレートの7つだったそうです。
ノートにはタイムスタンプが記録されているので、カレンダーから特定のノートをすぐに見つけられます。 |
eYACHOはこれらの要望をすべて取り込んでおり、例えば手書きで書いたメモをあとからTo Doとして抽出できます。複数のデジタルメモをカレンダーから日付けを指定して選ぶことも可能です。
建設業界向けの専門用語辞書も内蔵しているので手書き文字変換もスムーズ。 |
MetaMojiでは、今後は設備メンテナンスや医療関連や工場の生産管理、医療関係にGEMBAシリーズとして展開していきたいそうです。
eYACHOの料金体系。興味のあるユーザーはまずはベータ登録してみましょう。 |
MetaMojiでは、まずはeYACHOのベータ版を配布して今後も開発を進めていくとのことで、同社のウェブサイトでテスターを受け付けます。大林組は同社で管理しているすべてのiPadにeYACHOのベータ版をインストールして試験運用するとのこと。
(2015.06.18 21:45追記)大林組が導入しているiPadの台数を5300台に修正しました。
●関連サイト
MetaMoji
eYACHO(ベータテスター受け付けページ)
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219円
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666円
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1,590円
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648円
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