なぜ今になって?と思う人も多いでしょう。
アプリ全盛の時代にSkypeがWeb版、Skype.comを6/15現地時間、サービスインした。SkypeといえばビデオチャットやVoIPツールの老舗中の老舗。2003年の設立以降、あらゆるプラットホームでアプリを出してきているけど、そういえばWeb版というのは初めてだ。
まだβ版だと堂々とうたっているものの、アクセスしてみると日本語化はしっかりされている。やるなぁ、マイクロソフト(2011年に85億ドルで買収)
Skype.comにアクセスすると日本語ページにリダイレクトされる。Web版の入り口は、"Skypeをダウンロード"の下側。 |
初期起動画面。いま使える機能はこの3つ。ファイル送信はまだできないようだ。 |
現時点ではまだ全機能が使えるわけではなく、グループメッセージ、無料通話、無料ビデオ通話に限定されている。だから、携帯SMSの送信や、画像やファイル送信といったことはできないみたいだ。公式サイトのヘルプによれば、「今後数週間、数ヶ月で」スマホなどのデバイスで使えるような全機能がWeb版でも使えるようになるらしい。
……というようなヘルプまで、実はちゃんと日本語化されていたりする。この辺は、機能対応とはちぐはぐだけどやる気は感じる。
こんな具合に、Skype for Webのヘルプは日本語化済み。 |
現状、メッセージ機能はいきなり使い始められるが、無料通話やビデオ通話は専用のプラグインをダウンロードする必要がある。
Web版といえば、Facebookも4月にFacebook MesengerのWeb版、messenger.com(よくこのドメインが取れたものだ)をオープンさせた。なんかだWeb対応が流行してるんだろうか。PC版のアプリのメンテナンスはあわよくばやめてしまって、ブラウザーで動くWebアプリに一本化しようという流れは少しあるかもしれない。聞き放題系音楽アプリだって、Web版しか用意しないサービスも増えている。
こうした流れは、アメリカでは低価格PC市場で存在感を増しているChromebook対応という意識もあるはず。
時代が逆行したというより、時代が一周まわってのWebアプリ、Skype IDを持ってる人は一度アクセスしてみましょうよ。
●関連サイト
http://www.skype.com/
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