時はアイドル戦国時代。大手事務所の新規参入もあり、ライブ活動を中心とするアイドル、地方を盛り上げるために生まれたご当地アイドルなど、多くのアイドルが生まれている。しかしテレビで活躍できるようなアイドルはごくわずか、リアルライブでの物販収入などに頼っているのが現状だ。
そんな中、ネットを通じた新しい仕組みを取りいれたサービスが動き出している。そのひとつがDeNAのサービス『SHOWROOM』だ。配信者と視聴者の双方向コミュニケーションが魅力のライブ動画サービス。参加するのはアイドルに限らないが、“ギフティング”という機能があり、新しいビジネスモデルとしても期待されている。
無料、有料アイテムを投げ込むことで、ユーザーが番組を盛り上げることができ、有料アイテムの収益が配信者にも分配される仕組みだ。人気の配信者になると、1万800円の課金が必要な、Show Gold 10000Gぶんの有料アイテムが飛ぶように投げ込まれるという。
DeNA『SHOWROOM』 |
『SHOWROOM』だけではない。アイドル応援アプリ『CHEERZ』は、タイムラインに流れる300名を超えるアイドル自身がアップロードした写真に対して、ユーザーが“CHEER(応援)”ボタンを押すことで、アイドルランキングが変動するサービス。
CHEERボタンには無料で押せる回数に上限があるソーシャルゲーム的要素があり、推しアイドルをより応援したい場合は課金によりCHEER数を回復できる。もちろんこちらも、売り上げを収益として分配されている。順位によって、写真集を作成できたり、ライブを開催するなど露出先が増える仕組みだ。
フォッグ『CHEERZ』 |
さらに、 まだ本格的にサービスは開始していないがBeaconの範囲内となる実際のライブイベント会場でのみ使える『mate』というアプリもある。
アイドルと会場のファン、またファンどうしをつなぐコミュニティプラットフォームを目的に、デジタル投げ銭機能を搭載。アプリ内から演者のパフォーマンスに対して投票が可能になるシステムだ。見返りがないわけではなく、課金額によっていっしょに写真が撮れたり、ライブ後の物販につなげたりするなどの用途を想定している。
もちろん、これらのアプリやサービスは無料で楽しむこともできる。しかし、なぜ熱狂的なファンが生まれているのか。今回、週刊アスキーの大江戸スタートアップが開催するセミナー“大江戸スタートアップアカデミー”では、新しいアイドル応援するアプリを提供する3社をお招きして、ビジネスモデルを語るセミナーを2015年7月1日に開催する。
第一部はアイドルを応援する新しいアプリのサービスはどういう仕組みになっているのか、各社それぞれの担当者が説明。第二部では、3社を交えたトークセッションを開催
「どのくらいアイドルに収益を分配できているのか?」、「アイドルにとってのメリットは何か」。それぞれのサービスが構築する、新時代のビジネスモデルとはどんなものなのか、当日は深くうかがってみたい。
『アイドル活動新時代 収益を支援するアイドル応援アプリのビジネスモデル』
●開催概要
■日時 2015年7月1日(水)
受付開始 18時30分 開演 19時 終了予定 21時30分
■場所 株式会社KADOKAWA 角川第3本社ビル 9F(予定)
東京都千代田区富士見1-8-19
■入場料:2000円(学生500円)
■募集人数:合計50名(予定)
■主催 KADOKAWA
■内容
第一部:各サービスのご紹介
・DeNA『SHOWROOM』
・フォッグ『CHEERZ』
・UXF 『mate』
第二部:スペシャルトークセッション
ゲスト:
・前田裕二氏(株式会社ディー・エヌ・エー SHOWROOM総合プロデューサー)
・伊藤崇行氏(フォッグ株式会社 企画推進部部長)
・関田英雄氏(株式会社UXF 代表取締役)
※セミナー後に交流の時間を用意しています。
※プログラム内容は予定です。都合により変更となる場合があります。
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