オンラインタンクバトル『World of Tanks』(以下WoT)に、期間限定の新モード“制圧戦”が実装されました。これは6月2日~6月30日の期間だけプレーでき、いままでのルールとはガラッと変わった楽しいモードです。
(C)Wargaming.net |
制圧戦をプレイするには、期間中全プレイヤーに配布されているイベント専用のTier10戦車『AMX 50B(D)』(フランス)と『T110E5』(アメリカ)、『Object 140(D)』(ソ連)を選ぶ必要があります。これらの戦車はガレージのいちばん左側に格納されており、3種類の戦車のいずれかを選択したら、自動的に“制圧戦”に出撃となります。
(C)Wargaming.net |
(C)Wargaming.net |
(C)Wargaming.net |
(C)Wargaming.net |
制圧戦が既存のゲームモードともっとも異なるのは、試合中にリスポーン(再出場)できるところ。これまでのWoTでは、HPがゼロになるとガレージに戻るか観戦モードで試合を見守るしかなかったのですが、制圧戦では数秒後に復帰できます。当然、選べるのは上述した3種類だけですが、WoTなのに復活できるのは新鮮!
肝心なルールも今までのゲームモードとは異なります。通常は敵地の占領か敵の全滅で勝利ですが、制圧戦は一定ポイントを貯めたチームが勝利。マップ内には最低1本以上の“旗”が配置されており、その旗を“本部”と呼ばれる自軍のエリアに持ち帰ればポイントをゲット。要するに”戦車版のキャプチャー・ザ・フラッグ”といった感じです。
いちどに得られるポイントはマップによって異なり、広ければ広いほど得点アップ。なお、敵の戦車を撃破しても1ポイントだけはゲットできるので、気の遠くなる話ですが理論上では旗を1本も持ち帰らなくても勝利可能です。
(C)Wargaming.net |
さらにもうひとつ、制圧戦のマップ上には歯車のマークが書かれたエリアが数ヵ所あります。ここのエリアに戦車を移動させると、車輌の修理と弾薬補充が可能。ただし、連続して使用すると修理にかかる時間が伸びてしまうため、どのタイミングで使うかが重要となります。
(C)Wargaming.net |
■さっそく制圧戦に出撃してみた■
1万戦以上プレイしている筆者ですが、へっぽこプレイヤーなので未だにTier10戦車を所有していません。そんな私がさっそく制圧戦に出撃してみました。用意されたTier10戦車はめったに触れない貴重品なので、自分のガレージに並んでいるだけでテンションが上がります。
どれも魅力的な車両ですが、初めてのTier10車輌は『Object 140(D)』に。これらのイベント専用戦車を選択した状態で“戦闘開始”をクリックすると、いよいよ制圧戦がスタート。このモードは1チーム10~15人で戦いますが、今回は最大の15対15バトルが開始されました。
(C)Wargaming.net |
制圧戦には軽戦車が登場しないため、索敵は唯一の中戦車『Object 140(D)』の仕事と思われます。なので、セオリーどおりにマップ中央は避け、周囲の索敵に出発。初めて使うTier10中戦車は実に快適で、「この速度で中戦車なのか?」と疑いたくなるほどテキパキと動きます。さらに視認範囲も400メートルもあり、ものの数十秒で敵を発見。
ミニマップに敵のアイコンが表示されると、ここからは乱戦。リスポーンができる安心感があるからか、敵味方が入り乱れて戦います。Tier10戦車がドンパチ撃ち合うさまは、既存のモードよりも“お祭り感”が強い印象。序盤はTier10しかいない戦場にビビっていた筆者も、乱戦に加わってみました!
こちらは中戦車なので、敵の重戦車に正面から挑むのはナンセンス。なるべく敵の即背面を狙うよう心がけて戦います。『Object 140(D)』の主砲は照準精度も貫通力も高く、実に快適。敵の弱点を狙えばジリジリとダメージを与えられました。しかし、やはり中戦車なので装甲は薄い! 狙われたらあっという間に撃破されてしまいました。
既存のゲームモードだったらココでおしまいですだが、今回は制圧戦。画面にカウントダウンが表示され、次に出撃したい戦車を選択可能です。いままで使っていた『Object 140(D)』は選択できない仕様なので、次は重装甲のアメリカ重戦車『T110E5(D)』を選んでみました。
(C)Wargaming.net |
この戦車の特徴は、重戦車にしては機動力が良好で、とても扱いやすいところ。筆者はこの戦車の前身のTier9『M103』を所持していますが、Tier10になるとパワーが違いますさすが、アメリカ重戦車の最高位といった感じです。『T110E5(D)』はイベントが終わると消えてしまうので、早く『M103』を開発しようと心に決めました。
そして、イベント専用戦車の3台目は『AMX 50 B(D)』。フランスの重戦車で、最大の特徴は自動装填できる主砲。2.5秒間隔で4発の射撃が可能ですが、マガジン内の4発を撃ち切ってしまうと、完全装填に30秒もかかるという、プレイヤーの腕が試される戦車。WoTには自動装填可能な戦車は多数登場しますが、ゲームを始めたばかりは使えないため、WoT初心者が触ると面食らうかもしれません。
もしまだTier10戦車を持っていないユーザーなら、ぜひ制圧戦を遊んでTier10戦車のすばらしさを体感してみてほしい! この強力な戦車をいちどでも触ってしまったらヤミツキになり、Tier10戦車を入手するモチベーションアップにつながるはずです。
■『World of Tanks Blitz』好評配信中!■
モバイル端末でどこでも遊べるオンラインタンクバトル『World of Tanks Blitz』も好評配信中。
World of Tanks
●メーカー:Wargaming.net
●基本プレー無料
●対応OS:Windows XP/Vista/7/8
●CPU:2.2GHz以上
●メモリー:1.5GB以上
●HDD:空き容量16GB以上
■関連サイト
・World of Tanks公式サイト
(C)Wargaming.net
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります