ASUSは台湾で開催したプライベートカンファレンス“Zensation”にて、10.1インチ液晶脱着型の2in1『Transformer Book T100HA』や第6世代Core搭載小型PC『VivoPC VC65』などを発表した。
Transformer Book T100HA
『Transfomer Book T100HA』は10.1インチの2in1ではバッテリー駆動時間が14時間と世界で最も長いと謳う。OSは7月29日に提供される予定のWindows 10を採用し、第三四半期に発売するとのこと。USBポートは表裏どちらでも挿せるUSB3.1のType-Cをサポートする。CPUは低価格2in1 PCで現在主流のBay Trail世代ではなく、次世代であるCherry Trail世代のAtomを採用。メモリーは4GB。厚さは8.45ミリと従来機のT100よりも20%薄型化。重量は580グラム。
インターフェースは左側面に音声調整とUSB3.1、右側面に充電用と思われるマイクロUSBにマイクロHDMI、マイクロSDカードスロットなどを備える。カラーはシルクホワイト、ティングレー、アクアブルー、ルージュピンクの4色。
Transformer Book Flip TP200
『Transformer Book Flip TP200』は画面が360度回転する11.6インチ液晶を搭載した2in1。T100HAと同じくOSはWindows 10を採用し、USB3.1 Type-Cポートをサポートする。駆動時間は8時間。第三四半期に発売予定。
VivoPC VC65
『VivoPC VC65』は小型ボディーながら2.5インチのSSDとHDDの両方を搭載できる2ベイ内蔵PC。CPUは第6世代Core(開発コードネーム:Skylake)を搭載し、従来機と同じくRAIDを使ってミニサーバーやNASに最適としている。
VivoMini UN65H
『VivoMini UN65H/UN45』は同じく第6世代Coreを備える小型デスクトップPC。なかでもUN65Hはグラフィック性能が高い内蔵GPU“Iris Pro”が使えるとのことなので、Core i7など上位のCPUを備えるものと推測できる。ストレージはM.2接続のSSDと2.5インチのHDD/SSDをサポートする。
一方、UN45はファンレス設計で静音に優れる。ストレージはM.2接続のSSDが使える。また、いずれもIEEE802.11acの高速WiFi通信に対応する。
Chromebox CN62
『Chromebox CN62』は第5世代Coreを採用し、4K動画などが視聴できる性能を備える。通信機能はIEEE802.11acの高速通信をサポート。アイドル時は騒音値が17デシベルと高い静音性も備える。
ASUS E1Z
『ASUS E1Z』はマイクロUSB接続したAndroidスマホの写真や動画を投影できるユニークなLEDプロジェクター。手のひらサイズと小型ながら6000mAhの内蔵バッテリーを搭載し、AC電源に接続せずに使える。色域はNTSCが100%と高く、正確な色を再現できる。
本稿で紹介した製品の日本での発売時期や価格は未定だが、2in1や小型のデスクトップPCは、これまでどおり日本で発売されるものと期待できる。
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