ドコモは、2015年夏モデルとして先行して発表していたGalaxy S6シリーズを含むスマホ8機種、タブレット2機種に加え、Androidを搭載しながらもフィーチャーフォンとしての使い勝手を継承した“ガラスマ”2機種を発表しました。
●最新機種のトレンドは“LTE-Advanced”、“自撮り”、“Android 5.0”
最新機種のうち計5機種のスマホおよび2機種のタブレットが、モバイルルーターで先行して対応していた下り最大225Mbpsの“PREMIUM 4G”(LTE-Advanced)に対応。トラフィックの多い全国22都道府県38都市からエリア展開が始まっています。
↑PREMIUM 4G対応機種が増加。 |
さらに、若者や女性に人気の自撮り(セルフィー)機能を意識し、スマホとタブレット全機種が200万画素以上のインカメラを装備。とくにハイエンド機である『Xperia Z4 SO-03G』と『Galaxy S6 edge SC-04G』、『Galaxy S6 SC-05G』については、500万画素以上かつ広角撮影可能ならカメラが採用されています。
↑Xperia Z4のセルフィー機能。 |
↑先行して発表・発売しているGalaxy S6シリーズ。 |
また、スマホとタブレットは全機種Android 5.0を標準搭載。一部機種はオクタコア(8コア)&64ビット環境に対応し、今まで以上の性能を発揮し快適に使える機種が増えています。
↑Xperia Z4 Tabletもオクタコア&64ビット環境。 |
●“ツートップ戦略”から早2年が経過 既存ユーザーの“継続”が課題
↑2013年夏モデル発表会の加藤社長。 |
ドコモは2013年夏モデルにおいて“ドコモのツートップ”を掲げ、当時の最新機種『Xperia A SO-04E』と『GALAXY S4 SO-04E』を前面に押し出し、他機種より買いやすい特別価格で販売しました。そんな“ツートップ戦略”により増えたユーザーの“2年縛り”が切れるのがちょうど今夏となり、該当ユーザーのMNP転出を防ぐような戦略が見てとれます。
スマホは、ツートップ戦略時の1機種であるXperia Aの系譜を継ぐコンパクト機『Xperia A4 SO-04G』、あえて性能を抑えることで低価格を実現した『AQUOS EVER SH-04G』が代表的。また、2年間スマホを使い続けてフィーチャーフォンに戻りたい、もしくはフィーチャーフォンを使い続けたいけど『LINE』や各種SNSも使いたいという声に応えるためにAndroid 4.4(KitKat)採用の『AQUOSケータイ SH-06G』と『ARROWSケータイ F-05G』を用意しています。
ハイエンド機であるXperia Z4やGalaxy S6シリーズ、そしてミドルレンジのXperia A4やAQUOS EVER、そして2機種の“ガラスマ”と、全体的にバランスの取れたラインアップのドコモ。“dポイント”に代表される新サービスとともにユーザーにどこまで受け入れられるか今後に注目です。
2015年ドコモ夏モデル一覧
・スマホ
『Xperia Z4 SO-03G』
さらに薄く、キャップレス防水にも対応した新型Xperia。510万画素のインカメラやBluetooth接続でハイレゾ並みの音質が楽しめる“LDAC”に対応している。
『Xperia A4 SO-04G』
ドコモの2015年夏モデル最小となる4.6インチスマホ。ソニーならではのカメラ性能、オーディオ性能を備え、カラバリはブルー、ピンク、ホワイト、グレーの4色展開。
『ARROWS NX F-04G』
富士通独自の虹彩認証機能“Iris Passport”を搭載した世界初の端末。ドコモの'15年夏モデル最高の2150万画素の背面カメラを搭載。北米や中国で使える700MHzのTD-LTEにも対応する。
『AQUOS ZETA SH-03G』
メタルパーツからもれるイルミネーションが印象的なIGZO液晶機。2100fpsのスパースロー撮影が可能。指紋認証や進化した“エモパー”も搭載。
『AQUOS EVER SH-04G』
3面狭額縁“EDGEST”デザインを採用した5インチ機。PREMIUM 4G非対応など性能面はミドルレンジという位置づけだが、そのぶん価格は抑えめ。
『Disney Monile on docomo DM-01G』
ディズニーモバイルでは初となるLGエレクトロニクス製端末。同梱のミッキーウィンドウカバーによるさまざまな演出が魅力。
『Galaxy S6 edge SC-04G』
QHD解像度のデュアルエッジスクリーン搭載。同社独自のオクタコアCPUを搭載し、Galaxy史上最高のカメラ性能を実現。おくだけ充電にも対応。
『Galaxy S6 SC-05G』
Galaxy S6 edgeと同様の基本性能やカメラ性能などをもち、持ちやすいストレート型の形状になっている。国内ではドコモ限定。
・タブレット
『Xperia Z4 Tablet SO-05G』
10インチ台のLTE/3G対応タブレットでは世界最薄・最軽量。高精細なWQXGA解像度の液晶を備え、VoLTEにも対応している。PCライクに使える純正Bluetoothキーボードも別売で登場。
『AQUOS Pad SH-05G』
7インチのIGZO液晶を搭載。おサイフケータイや通話にも対応し、スマホのように使うことも可能。PREMIUM 4GとWiFiを組み合わせた高速ダウンロード機能にも対応。
・ガラスマ(Android搭載フィーチャーフォン)
『ARROWSケータイ F-05G』
ヒンジ部に位置するボタンによりワンプッシュオープンが可能。防水・防じん、ワンセグは対応だが、おサイフケータイは非対応。LINEアプリの利用も可能な3G(FOMA)端末。
『AQUOSケータイ SH-06G』
auの冬春モデル『AQUOS K』同様のキー全体をタッチパッドふうに使える機構を採用。のぞき見防止機能やタブレット連携機能を搭載。こちらもLINEアプリも利用できる3G(FOMA)専用端末。
なお、最新機種の詳細なスペックなどは、週アスPLUSの個別記事をぜひご覧ください。
●関連サイト
ドコモ
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