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ガラケー料金のドコモの“ガラスマ”にもAPKファイルをインストールできるのか?

2015年05月14日 16時00分更新

ドコモケータイ

 auの2014-2015冬春モデル『AQUOS K』に引き続き、ドコモからもAndroid OSを搭載したフィーチャーフォンが“ドコモケータイ”として2モデル発表されました。美味しいネタは最後に残して、まずは両モデルの概要をフォトレビューいたします。

■『ARROWS ケータイ F-05G』

ドコモケータイ
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 6月中旬に発売されるのが『ARROWS ケータイ F-05G』。従来機種にあたる『F-07F』よりバッテリー容量を約70%アップし1700mAhのバッテリーを内蔵しています。

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 ディスプレーはワンプッシュでオープン可能。このあたりの使い勝手は、古きよきフィーチャーフォンをそのまま踏襲しています。

ドコモケータイ

 日本語入力システムには『ATOK』を採用。ソフトウェアキーボードが画面に表示されないぶん、変換候補がたくさん表示されて見通しがよいですね。

ドコモケータイ

 年配者にうれしい機能が“あわせるビュー”。初期設定時に入力したユーザーの年齢に合わせて、ディスプレーの色味を見やすく調整してくれる機能です。

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 Android OSを搭載したことによる最大の恩恵が、LINEアプリやスマートフォンサイトを利用できることになったことでしょう。スマートフォンと変わらぬ使い勝手でLINEを楽しめるわけですから、従来のフィーチャーフォンから本端末に機種変更すれば年配の方も親族のLINEグループに楽しく参加できるわけです。

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■『AQUOS ケータイ SH-06G』

 一方、6月下旬に発売されるのが『AQUOS ケータイ SH-06G』。au向けにすでに“ガラホ”の『AQUOS K SHF31』を発売しているシャープ製端末です。

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 富士通製『ARROWS ケータイ F-05G』と最も異なる点が、スマホライクな操作が可能な“タッチクルーザーEX”を搭載していること。スマホ用サイトを閲覧するときには、キーボード全面でスワイプなどが可能な“タッチクルーザーEX”のほうが親和性が高いと個人的には感じました。

ドコモケータイ

 『ARROWS ケータイ F-05G』と同様に、LINEアプリに対応しているのが売りのひとつ。フィーチャーフォンでもLINEを利用できますが、専用アプリのほうが断然楽しいです。

ドコモケータイ

 バッテリーは『ARROWS ケータイ F-05G』よりやや少ない1410mAh。本日の発表資料には連続待受時間と連続通話時間が“未定”となっていたので、正式なスペック発表が気になるところです。

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 ワンプッシュオープンボタンは本端末にも用意されています。au端末の『AQUOS K SHF31』には搭載されていなかったので、ドコモからの要望だったのかもしれません。

ドコモケータイ
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 カメラ機能へのこだわりはシャープ端末ならでは。三分割、黄金分割、対角線など、グリッドラインに合わせてバランスの取れた撮影が可能となります。

 さて、いよいよ本題です。APKファイルをインストールして、“ドコモケータイ”を“ドコモスマホ”として使えるか試してみましょう。今回は一番手軽なBluetooth経由でのインストールで検証してみたいと思います。検証する端末は『ARROWS ケータイ F-05G』です。

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 まずは手持ちのAndroidスマートフォンと本端末の間でBluetooth接続を確立します。今回はNexus6を使用しました。

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 つぎに“情報セキュリティ”から“提供元不明のアプリ”のインストールを許可します。この設定を有効にしていないと、Playストア以外からはアプリをインストールできません。

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 あらかじめ準備しておいたAPKファイルを、転送元(Nexus6)のファイルマネージャーからBluetooth経由でコピーします。このAPKファイルは、ファイルマネージャーアプリ『ESファイルエクスプローラー』などでバックアップすることで作成可能です。

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 端末でAPKファイルを受信したら、ファイルを開くとインストールが開始します。

ドコモケータイ
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 これでインストール完了。はたしてアプリは動くでしょうか?

ドコモケータイ

 『2chMate』でまったく問題なく閲覧することができました。それでは『AQUOS ケータイ SH-06G』は結果だけご覧ください。

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 こちらも問題なし。というわけで、ガラケー料金のドコモガラホである『ARROWS ケータイ F-05G』と『AQUOS ケータイ SH-06G』は、少なくとも発売前の実機では、APKファイルのインストールが可能だということがわかりました。

 Googleアカウントとひも付いている有料アプリなどは利用できないという制限はありますし、また、発売時にはAPKファイルのインストールをなんらかの方法で禁止する可能性はゼロとは言えませんが、ギークが楽しめる端末がまた増えたのは大変喜ばしいことではないでしょうか? 本来はそのような目的の端末ではないことは重々承知しておりますが……。

●関連サイト
シャープ 該当製品ページ
富士通 該当製品ページ

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