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なんでこれ日本で発売してないんだよ!LG AKAがメチャメチャかわいい:週間リスキー

2015年05月05日 22時00分更新

文● 甲斐寿憲 編集●太田良司

 日本では女子の手にiPhoneをよく見かけますが、世界にはiPhoneとは違うベクトルで女子に人気になスマホが存在します。韓国のLGエレクトロニクス『AKA』というスマホは、そんな女子向けスマホの中でも、まさにどストライクな機種。今回、私の友人で一部のガジェットマニアの中でも有名な鹿児島の賢者ことK氏がLG AKAを入手したということで、はるばる九州の南の地へ行ってまいりました。鹿児島といえば桜島です。案の定、この日も桜島は激おこぷんぷん丸で噴煙をあげていました。

LGAKA
↑来ました!鹿児島県鹿児島市!

 そんな火山灰のまいあがる鹿児島でK氏のAKAをAKBヲタの私が拝見します。あ、AKBは関係ないっすね、この場合。KGBも関係ないっす。名前のAKAは『Also Known As(別称)』の略だそうです。意味的には『もう1人の自分』といったとこでしょう。実は私は初お披露目となった韓国・釜山で昨年開かれた『Word IT Show 2014』で見た時から恋焦がれていたスマートフォンなので、今回ときめきまくってます。

LGAKA
↑これが噂のLG AKA!

 K氏と、九州ではポピュラーなファミリーレストラン『ジョイフル』でAKAの取材を始めます。K氏は、バッグの中から、ゆっくりとAKAの箱を取り出しました。

 ムムム! 箱もなかなかかわいい!箱をあけると、飛び出す絵本のようにAKAのキャラクターたちが飛び出します。こういう演出が所有の喜びを盛り上げてくれるんでしょうね。

LGAKA
↑AKAのパッケージ。箱もなかなかかわいい仕掛けをしてくれてます。

 LG AKAは、スクリーン上の目が動く独特な仕様のAndroidスマートフォンです。昨年11月に発売されたのですが、もちろん、日本では販売されていません。日本の“技適マーク”もないのは、そりゃ日本未発売ですから致し方ありません。そういうことで、もちろん日本語も入っておりませんので、ゴニョゴニョとしたことは自己責任でお願い致します。

LGAKA
↑もちろん日本語など入っておりません!

 スペックとしては、5インチディスプレーの720×1280ドットのIPS液晶ディスプレーで、1.2GHzクアッドコアプロセッサを搭載したLTE対応のミッドレンジスマートフォン。OSはAndroid 4.4を標準搭載しています。NFC、LTE-Advance対応などありませんが、そんなスペックうんぬんはAKAにはドウデモイイコトなんですよ!AKAはやっぱり、かわいさがポイントなんです。“カワイイは正義”なのです!

LGAKA
↑LG AKA。噂通りかわいいスマホです!
LGAKA
↑スマホにはるステッカーも同封されています。
LGAKA
↑バッテリー交換も可能。SIMはマイクロSIMです。

 まず外観です。ディスプレーの4分の3ぐらいを覆うスライドカバー『MASK(マスク)』が覆います。こちらのカバーも、もちろん純正付属品です。カバーを付けていると、上部の液晶の部分に目が表示されます。さらに、前面カバーを少し下にずらすと手が表示され、その手にはインフォメーションボードが抱えられています。このインフォメーションボードも表示するたびに変わるという演出の細かさです。

LGAKA
↑少しスライドするとインフォメーションボードが出ます。

 AKAの特長となる「動く瞳」。形状はさまざまな使用状況で表示が変わり、ユーザーとコミュニケーションをとります。あれ?これってなんか昔、おもちゃでありましたよね?ファービー?でも、今までのスマートフォンにはありませんでしたね、こんな仕掛け。

 とはいえ、期待していたほど“人工知能搭載”的な近未来な感じではありません。正直なところパッと見は「目の動くかわいいスマホ」といったところです。見せていただいたAKAが初期状態なので、そうなのかもしれませんが、指のタッチにあわせてキョロキョロしたり、端末をぐるぐる回すと目もまわすといったアクションくらいしか見られませんでした。ACCN氏が期待してるような「百面相」はちょっと今回は無理っぽそうです。

 ちなみにアラームや着信、音楽プレーヤー使用時に、この目の表示が変わるようです。さらに、実は機種ごとに違う性格が設定されていて、みせる表情も違うよう。このあたりは一緒にAKAと暮らしてみないとわからないですね。

LGAKA
↑な、なんか睨まれてます?

 機種ごとに違う性格とは、AKAの本体カラーでわかります。ホワイトはイタズラ好きな『Wooky』、ネイビーは音楽好きの『Soul』、ピンクは食い意地のはった『YoYo』、そして今回触らせていただいたイエローがいつでも恋に落ちる『Eggy』です。いや、これ、恋に落ちそうなは私の方です。

LGAKA
↑Eggyのフィギュアも付属。

 AKAのもう1つの特徴が付属フィギュアを使ったAR機能です。『アートトイ』といわれる機能で、専用アプリを立ち上げて、付属のフィギュアをカメラで認識させて登録しておけば、カメラ上に表示されたフィギュアと一緒に撮影できるというものです。しかも、フィギュアがいろいろなアクションをみせてくれるので、豊富なバリエーションで写真撮影が楽しめます。でもこれ、付属フィギュア専用の機能みたいです。あなたのお気に入りの“嫁”フィギュアではできませんので、あしからず。

 

LGAKA
↑付属のフィギュアをARとしてカメラに取り込み撮影できるのです。

 ちなみに触りながら気になったんですが、AKAって凄くNexus 5に似てるんです。似てるというか、そのものと勘違いするくらい。ボリュームボタンや電源ボタンが、LGの他の機種と同様に背面に設置されていますが、サイズといいスピーカーの位置や形状といい「Nexus 5もLG製だもんね。そりゃそうだよね」といった感じですが。

 さらによーく見てみると、AKAの液晶画面、アンチグレアの保護フィルムがはられてますね。「ひょっとして?」と思ったらおなじみの京都ミヤビックスの『OverLay Plus for LG AKA』だそうで、現在、同社で販売されているAKA用の同製品は、今回取材したこのAKAをもとに京都ミヤビックスのM谷店長が作ったとのこと。さすが、K氏とM谷社長、マイナー級スマホの救世主です。

LGAKA
↑ほら、底辺部もスピーカーもNexus 5とクリソツじゃないですか?

 触らせていただいた感想は「これ、結構、日本で発売されたならウケそうな気がする」といった感じです。ハイスペックではありませんが、こういう楽しいスマートフォンを欲しいという人も多いんじゃないかと思います。特にファッションや持ち物がポップ系が好きな若者にニーズがあるのではないでしょうか?ぜひ、LGさん、日本のキャリアさん、MVNOさん、国内発売をご検討ください!ライター甲斐は全力でPRしますので!

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