未来のインディーズ・ハードウェアメーカーたる人材よ集まれ! |
本誌でも紹介している多数のハードウェアスタートアップが拠点としている開発、検証施設“DMM.make AKIBA”。今回、モノづくりの次世代を担う人材の支援を目的に、DMM.make SCHOLARSHIP制度が2015年5月1日より始動することを発表。合わせて、DMM.make SCHOLARSHIP一期生の募集についても、4月24日より受付を開始した。
”DMM.make SCHOLARSHIP”は、モノづくりやハードウェアスタートアップを目指すさらに若い世代が飛躍への一歩目を踏み出すための支援制度。採択された個人やチームに対し、DMM.make AKIBA の施設利用などの支援を実施する。
応募条件は、「25 才未満(年齢については応相談)の個人もしくはチームで、DMM.make AKIBA を活用し、モノづくりログにて可能な限り活動報告をしていただける方」。
施設としては、「ハードウェアでイノベーションを起こすプランをお持ちの方/クラウドファンディングを控えている方/ロボコン出身者で何かやろうとしているチーム/アイデア企画は既にあるが資金が無い方」に期待をしているという。
■0期生も活動を開始
今回の一期生募集に先立ち、下記の0期生が先陣を切りDMM.make SCHOLARSHIPで活動を開始することも発表された。週刊アスキーではおなじみ、ガチでギークな女優池澤あやかさんもやじまかすみさんとのユニットで名を連ねている。
高価な機材を使えるほか、モノづくりのための知識や仲間を得られる仕組みも用意されているDMM.make。最先端の開発機材や快適なワークスペースを使った本格的なモノづくりをするチャンスだ。
【DMM.make SCHOLARSHIP0期生】
高瀬章充(たかせあきみつ)【一般社団法人未踏 連携】
私たち"空"は「空を自由に」をコンセプトに、電気飛行機の設計・開発・製造とスカイレジャー事業・輸入仲介事業を行っております。空の移動を「より速く・より安く・より楽に」するため DMM.make AKIBA では電気飛行機の設計試作をしています。2020 年東京オリンピックに選手村から競技会場まで 5 分で選手を届けることを 1 つのマイルストーンとして日夜アキバで頑張っております!
大野誠(おおのまこと)【一般社団法人未踏 連携】
モノテク代表。群馬工業高等専門学校、筑波大学/大学院出身。インタフェース、ガジェット、センシングや信号処理といったことに興味があります。 ACM UIST Best Paper Award、山下記念研究賞等を受賞。2013 年度未踏スーパークリエータ。人の心を動かすようなものを作りたいです。
TRYBOTS(トライボッツ)
高校時代に結成したペンギンロボット開発チーム。エンジニア 4 名、デザイナー1 名の 10 代チーム。2014 年 3 月すみだ水族館にてペンギンと一緒に泳がせた。 Tokyo Designers Week 2014 スーパーロボット展や日本テレビSENSORS IGNITIONに出展。羽ばたきによる水中遊泳能力と、水中用サービスロボットとしての製品化のためにDMM.make SCHOLARSHIP0期生として今日もAKIBAで開発中!
いけざわあやかとやじまかすみ
GEEK 寄りタレントいけざわあやかと、乙女電芸部部長のやじまかすみによるユニットです。タレントだけどプログラミングが好きでアート作品やWeb サイトなどの制作もするいけざわと、手芸と電子工作を組み合わせたインタラクティブな作品を発信するやじまが力を合わせて、シャツの胸ポケットを面白かわいくハックしてみたり、日常のなかにちょっと夢が拡がる作品をつくっていきます。
DMM.make SCHOLARSHIPの支援内容は下記のとおり。『モノづくりログ』での活動報告内容によって、支援金額が決定する。なお採択された場合の有効期間は、支援金額同様、モノづくりログ投稿記事の内容または個別プレゼンテーションによって審査され、1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月の3種類から決まる。
エントリーをするにはモノづくりログに登録が必要。これからやりたいコト、現在やっているコトを投稿し、そのURLを指定のアドレス(scholarship@akiba.dmm-make.com)までメールで送ればOKだ。なお、知財の秘匿性がありモノづくりログでエントリーできない場合などは、モノづくりログ ID と共に別途メールにてご連絡を、とのこと。
●採択のスケジュールと通知
第一期生の採択は、2014 年 5 月から 10 月までの期間に各月一回ずつ。各月の採択以下の期間にモノづくりログに投稿された記事が対象となる。
2015年5月採択:4 月 24 日(金)〜5 月 13 日(水)
2015年6月採択:5 月 14 日(木)〜6 月 17 日(水)
2015年7月採択:6 月 18 日(木)〜7 月 15 日(水)
2015年8月採択:7 月 16 日(木)〜8 月 12 日(水)
2015年9月採択:8 月 13 日(木)〜9 月 16 日(水)
2015年10月採択:9 月 17 日(木)〜10 月 14 日(水)
■ABBALabとインテルの支援プログラムも
なお、ABBALab とインテルが4月24日より開始するエンジニア支援プログラム「Edison ABBALab Scholarship supported by Intel」、及び一般社団法人未踏との連携も今回同時に発表された。
インテル協力のもと開始されるIoT(Internet of things)ハードウェアのプロトタイピングを行うエンジニアを支援プログラム「Edison ABBALab Scholarship supported by Intel」での支援内容は2つ。開発設備(DMM.make AKIBAの利用)と、プロトタイピングに必要なインテル® Edison 開発ボードの提供と専門家による技術支援が行われるという。
「迅速なプロトタイプ作成と製品化を支援します。このたびの取組みを通し、ものづくりのさらなる広がりとイノベーションが加速することを期待しています」(インテル江田 麻季子代表取締役社長)
●Edison ABBALab Scholarship supported by Intelの応募について
応募資格:「インテル® Edison 開発ボード」を活用したプロトタイピングを行っている/行う予定のエンジニア やスタートアップ
応募方法:DMM.make ものづくりログへEdisonを使って製作予定もしくは制作中のプロダクトについて投稿し、「Edison ABBALab Scholarship supported by Intel」Webページからお申込み下さい。
募集スケジュール:2015年4月24日(金)〜2015年5月末予定
採択通知について:頂いたお申込みを商品性や先進性など様々な観点から審査し、採択された方には個別にご連絡を差し上げます。
■関連サイト
DMM.make SCHOLARSHIP 制度
DMM.make モノづくりログ
DMM.make AKIBA
Edison ABBALab Scholarship supported by Intel
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