デザインの祭典“ミラノサローネ”に合わせ、アップルは4月17日にミラノで『Apple Watch』の展示イベントを開催しました。期間はわずか1日。特に大きな告知がされなかったにもかかわらず、ミラノ市民のみならずミラノサローネ訪問中の来訪者が多く訪れました。デザインの街ミラノでの展示会はどんな雰囲気だったのでしょう?
↑目立たない会場、あいにくの雨、しかし来客は続々。 |
イベント場所は、ミラノ市の中心部から少し南にはずれた“Carlo e Camilla en Segheria”。古い建物を利用した、普段は夜だけレストランとして利用されている場所です。道を歩いているだけでは通り過ぎてしまいそうですが、敷地内には特設の白い入口が設置され、アップルのロゴを掲示。これだけでは何の展示なのかわかりませんが、イベントを聞きつけた来客が雨にもかかわらず続々と訪れていました。
↑イベント会場内の雰囲気は“大人の空間”。 |
コンクリートが打ちっぱなしの壁に囲まれた会場内。しかし、普段はレストランとして利用されているということもあり、独特の上品な雰囲気を出しています。ここに設営されているのは木製の大型テーブルが4台のみ。その周りにはApple Watchの説明スタッフがずらりと並び、入場してくる来訪客ひとりひとりに声をかけていきます。
↑Apple Watch全モデルを展示。 |
スタッフのスタンスは「どうぞご自由に見てください」、「気に入ったデザインがあれば機能を説明しますよ」といった感じで、ずらりと並んだApple Watch全ラインアップをゆっくりと見ることができました。それぞれの製品を見比べる来客も、それぞれが場所を譲り合ったりと落ち着いています。
↑Sportが人気なのはミラノならでは。 |
製品は42ミリと38ミリそれぞれ同じ色を向い合せに展示。どの色がいいかなあと悩んでいると「どなたがお使いですか?」、「普段はどんな服装をしていますか」などと、ファッションアクセサリを選ぶ時のようなアドバイスをしてくれます。このあたりは日本でも同じようですね。なお、どのモデルが人気か聞いてみたところ、Sportの評判が結構高いとのこと。金属ベルトよりカラフルな色が好まれるのはミラノならではかもしれません。
↑試着コーナーでは金属ベルトモデルを体験。 |
テーブルは2台がApple Watch全モデルをそれぞれショーケース内に展示。こちらは実機を出して触れることはできません。一方、ほかの2台のテーブルはApple Watchの実機の体験ブース。ショーケースでどの色にしようかじっくり悩んだ後に、実機に触れてみたくなったらスタッフが体験ブースへと案内してくれます。
↑実機は42ミリと32ミリの金属ベルトモデルを用意。 |
デモに用意されていたのは42ミリと38ミリの両モデル。ベルトは金属モデルのみでした。ベルトは自由に交換できることも説明。金属ベルト品はベルト長さが完全に自由に調整でき、腕にはめたときに最も心地よく装着できるから選ばれたのでしょう。実際にデモを体験した人たちの間でもこのベルトの評判は非常に高いようでした。
↑操作はできずデモモードのみ。 |
なお、画面はデモモードとなっており、通知やスタンプ送信、着信や地図の表示などを繰り返し表示。Apple Watchできることが簡潔にわかります。
↑デザイン製品としてアピール。 |
イベントの訪問客はこれがApple Watchであり、iPhoneと連携して使えることはすでにわかっているわけです。そのため実機デモでも機能の説明は少なめ。Apple Watchを最新テクノロジーを搭載したIT製品としてではなく、“デザイン性”、“フィット感”、“仕上げの上品さ”などモノとしての完成度の高さを強くアピールしたイベントでした。
●Apple Watch実機レビューをニコ生で放送予定!
週刊アスキー/週アスPLUSでは、本日(4月24日)20時からゲストの石川温氏とApple Watchの実機レビューを放送します。ご視聴もしくはタイムシフト予約をお願いいたします!
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