各社参入で、コンビニドーナツ戦国時代が本格的になりました。
●ローソンをドーナツを本格的に展開
ローソンはカウンターフードとして“ドーナツ”を本格的に展開することを発表しました。現在約600店舗にのみ設置しているドーナツ専用什器を今年8月までに約8000店に拡大します。ローソンの店舗数が約1万弱(2015年3月)なので、全店舗の8割近くにドーナツが普及することになります。
販売するドーナツの価格は基本的に100円。現在、サクッと食感の“オールドファッション”、もちもちの“モッチリング”など定番のドーナツと、店舗のフライヤーで揚げる“ハワイアンドーナツ”を含む6種類を販売中です。
『オールドファッションドーナツチョコ』 |
『シュガードーナツ』 |
『モッチリングいちご』 |
『モッチリングショコラ』 |
『ハワイアンドーナツプレーン』 |
『ハワイアンドーナツチョコレート』 |
ほかにも、『ハワイアンドーナツ はちみつレモン』、『ハワイアンドーナツ 北海道メロン』、『スパイシーカレーパン』、『ハバネロカレーパン』など続々と新商品を発表予定です。カレーパンは自宅で温め直してもカリッと食感が楽しめるように工夫がこらされています。
『スパイシーカレーパン』(120円) |
●4月28日よりカフェラテを180円→150円に値下げ
ドーナツの本格展開に合わせて、ローソンのカウンターコーヒーシリーズ“マチカフェ”の『カフェラテ』を4月28日より値下げします。
それぞれ、カフェラテ(M)180円→150円、カフェラテ(L)210円→180円、アイスカフェラテ 180円→150円に値下げ。
こだわり品質をうたっているマチカフェは、Mサイズのコーヒーが150円と他社コンビニより値段設定が従来やや高め。カフェラテに関していうと、この値下げによりファミリーマートのMサイズカフェラテ(150円)と並ぶことになります。低価格路線に踏み切るのではなく、同じタイミングでコーヒー豆をレインフォレスト・アライアンス認証を受けた農園産100%に、ミルクを北海道・岩手県産の生乳より仕上げたオリジナルのものリニューアルと、品質向上する点もアピールしました。
昨今、原材料費、物流費の高騰といったあおりを受け外食産業の値上げラッシュが起こる中で“値下げ”というキーワードは、消費者にとってうれしいです。
カフェ戦略の一環として、今後『パナマゲイシャ』や『ハワイ コナ』コーヒーも1杯400円にて数量限定で販売します。それぞれ、『パナマゲイシャ』が6月2日、『ハワイ コナ』が7月14日の発売です。『パナマゲイシャ』は世界のコーヒー生産量のうちわずか0.001%以下しか収穫できないという貴重なもので、同じくゲイシャ種の『パナマ アウロマール ゲイシャ』をスターバックスが販売した時、1杯約2000円という価格が話題になりました。400円はコンビニコーヒーとしては高額ですが、銘柄を考えれば納得です。
ドーナツ専門店の客層は女性が多いそうですが、気軽に買えるコンビニのカウンターにドーナツが並ぶことによって、男性もドーナツを食べやすくなるでしょう。コンビニでの楽しみが増え、お客さんにとっては良いこと尽くしです。あ……、食べ過ぎによるカロリーオーバーには機をつけなきゃ。
■関連サイト
マチの健康ステーション LAWSON|ローソン
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