週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー

2015年04月16日 09時30分更新

文● 林 佑樹 編集●ACCN

※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーと愉快な仲間たちが地下の倉庫の隣の部屋からお届けする、ごくたま〜に役立つ情報を扱うこともあるコーナーでございます。

 スマホユーザーみんなたち持ってるモバイルバッテリー。発売されたばかりのMacBookはUSB3.1 Type-Cがあるため、USB充電器やモバイルバッテリーで充電できちゃうかも? と、ACCN局長とヒロさんが頑張って試していたが、甘いな! と思ったので検証する。

新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑MacBookのバッテリーがなくなりそうだけどコンセントがにゃい。そんなときにモバイルバッテリーに頼れるかしら?

 用意したモノはELECOM USB3-AC05BK。両端がそれぞれフツーのUSB端子とUSB3.1 Type-Cになっているケーブルだ。モバイルバッテリーはAnker Astro E7。3つのポートを備え、PowerIQにより接続先デバイスに適した入力を行なってくれる。iPhone 6を約10回充電できちゃうスグレモノだ。

新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑エレコムの『USB3-AC05BK』。
新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑『Anker Astro E7』は25600mAhと大容量ながら約450gと軽い。燃費の悪い人向けだ。
新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑USBポート×3を備え、合計4Aまで出力可能となっている。Anker製品ではお馴染みPowerIQにも対応。

 いつかは覚えてないが、秋葉原で購入したUSB電流計を挟んでチェック。純正アダプターにELECOM USB3-AC05BKを接続し、MacBookに給電してみたところ、5V/2.8A入力と表示された。Anker Astro E7から充電してみた場合も同様で、5V/2.8Aという結果に。

新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑純正AC→USB-C to USB Adapter→ELECOM USB3-AC05BK→MacBookと接続した場合、入力は5V/2.8A。USB電流計を抜いた状態でも似た感じの充電速度だった。両側ともUSB3.1 Type-Cだと14.2W/2.0Aになるのだろうか。
新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑Anker Astro E7→ELECOM USB3-AC05BK→MacBookの場合、5V/2.8Aでの入力になった。Anker Astro E7は最大4Aなので、ELECOM USB3-AC05BKかMacBook的に2.8Aが上限ということか。

 まずは、輝度最大で10分放置してみたところ、約3%バッテリー残量が増加。輝度50%の場合は約5%。これは放置状態での結果なので実用的とはいえない。輝度50%の状態で、Blackmagic Design Disk Speed Testを回して軽い負荷状況をつくってみたところ、バッテリー残量は増えも減りもしない感じになった。緊急時にバッテリー残量を減らしたくないとき用の手段としてはまぁアリか。

新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑輝度最大で放置プレーしてるとこ。
新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑輝度最大で10分放置したところ、約3%バッテリー残量ゲージが増加。途中にエラーメッセージなどが出ることもなかった。
新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑輝度50%の状態で負荷をかけてみたところ、バッテリー残量ゲージは増えも減りもせず。であれば、輝度をなるべく下げてのメモ書き程度であれば、バッテリー残量ゲージは増えるかも。

 次にスリープ時。このときも入力は2.8Aのまま、約10分で5%のバッテリー残量ゲージの増加が確認できた。これにより1時間で30%ほど充電可能と判断できる。とはいえ、やはり出先での緊急回避程度の実用度か。

新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑スリープ状態で10分間充電したところ、バッテリー残量ゲージは79→84%に。移動中のプチ充電にはなりそうだ。

 電源をオフにした状態でもチェックしてみたところ、バッテリー残量は6%増加。リチェックでは7%増加していたため、電源オフであれば40%ほど充電可能かもしれないが、その前にモバイルバッテリーが枯渇するな……。

新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑電源を落とした場合、10分でバッテリー残量は6〜7%増加。やはり移動中の緊急充電手段のひとつ程度に思っておくのがいい。

 出力5V/2.1Aのカワイイ系モバイルバッテリーでは実用的ではないが、今回のように5V/4Aにまで対応するAnker Astro E7のようなモノであれば、条件付きではあるが充電できるという結果となった。まぁ本体だけでも約8〜10時間は動作するので、ノマドにもほどがある人向けTipsということで。

iPhone 6に約10回充電可能 際限なく使える超大容量 Anker Astro E7 モバイルバッテリー 25600mAhをアスキーストアでいますぐ購入
アスキーストアで購入

Anker Astro E7

オマケ

新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑純正ACにこれも純正のUSB-C to USB Adapterから、iPhone 6 Plusを充電! 入力は1.1Aだが、iPhone 6シリーズはバッテリー残量に応じ、受け入れアンペアが変化する仕様なので、バッテリー残量95%前後だとこれくらい。
新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑Galaxy S5 ACTIVEも充電できた。1A切ってるけど。ケーブルはその辺で購入したもので、2.1Aまで流れるのを確認。
新MacBook Retinaはモバイルバッテリーで充電できるぽい:週間リスキー
↑α7の場合は0.47A止まり。カメラの充電やデータ通信用にUSB3.1 Type-Cってすごくいいと思うので、もう次期モデルからモリモリ採用してほしい。
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります