ファーウェイは、デザインにこだわったフラグシップスマホ『Huawei P8』と『Huawei P8 Max』を発表しました。なお、本モデルより従来展開していた“Ascend”ブランドではなくなり、社名と同じ“Huawei”がブランド名になるもようです。
↑『Huawei P8』 |
↑発表会の最後に公開された6.8インチの『Huawei P8 Max』。 |
Huawei P8は5.2インチIPS NEO液晶フルHD解像度のディスプレーを採用。画面左右は非常に狭くなっているため、4.7インチのiPhone 6とほぼ同じ大きさを実現。厚さは6.4ミリ。表面はゴリラガラス4、筐体はメタルな質感に仕上がっており、高性能かつデザイン重視のPシリーズらしい出来栄えです。
↑画面サイズは大きいけれど、片手で持ちやすい。 |
↑薄さはわずか6.4ミリ。カメラの出っ張りもなし。 |
背面カメラは、光学手ブレ補正対応で約1300万画素のRGBWセンサーを世界で初めてスマホ上で搭載。発表会では“Creativity”と何度か強調されたように明るくキレイに撮れるだけでなく、光の軌跡(Light graffiti)や川などで水の流れる様子(Silky water)などの撮影が可能。さらに、複数の端末を用いて同時に動画を撮影、編集が楽しめる“Director mode”などにも対応しています。
↑光や水の流れも簡単に撮影。 |
↑複数端末で同時に動画撮影も。 |
また、画面を叩くジェスチャーに多く反応するようになっており、例えば、スクリーンを二度叩くとスクリーンキャプチャーが実行され、その後すぐにドラッグ動作でトリミングを実行できます。加えて、ロシアの電子ペーパーディスプレー搭載両面スマホ『YotaPhone』のような4.3インチE ink搭載ケースも発表。電子書籍やスケジュール、時計や天気の表示に対応しているようです。
↑ディスプレーを叩く動作でより便利に。 |
↑Huawei P8をYotaPhone化する純正ケースもリリース。 |
個人的に気にあるポイントとしては、今回のP8はデュアルSIMでかつLTEに対応しているというところ。今までのデュアルSIM端末といえば、3GとGSM(2G)もしくは3Gと3Gの組み合わせの端末ばかりで、デュアルSIM仕様の端末を日本で発売してもあまり恩恵は得られませんでした。しかし、今回は“展開市場による”としているものの“Dual 4G”をうたっておりVoLTEが広まりつつある日本での有用性は高いと思われます。
↑デュアルSIM(ナノSIM×2)、デュアル4G対応。 |
予想実売価格は、メモリー3GBでストレージ16GBのスタンダードバージョンが499ユーロ(約6万4000円)。メモリーが3GBでストレージが64GBのプレミアムバージョンが599ユーロ(約7万6000円)。
一方、P8の6.8インチ版『Huawei P8 Max』はメモリー3GBでストレージ32GBのスタンダードバージョンが549ユーロ(約6万9000円)。メモリーが3GBでストレージが64GBのプレミアムバージョンが649ユーロ(約8万2000円)となっています。
↑P8の価格。 |
↑P8 Maxの価格。 |
残念ながらP8とP8 Maxともに日本は最初の発売地域から外れていますが、前機種である『Ascend P7』はSIMフリースマホとして販売中ですので、ぜひとも日本での発売も期待したいところです。
なお、週刊アスキー/週アスPLUSでは山根博士による現地取材レポートも掲載予定。ぜひ続報をお待ちください。
●関連サイト
ファーウェイ 該当リリースHuawei P8、P8 Max(英文)
-
28,987円
-
20,000円
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります