「モイ!」
こんなツイートを見かけたらツイキャスをしてる証拠だ。
ツイキャスはツイッターのアカウントを使い、インターネットで生放送を配信できるサービス。利用者はサービス開始5年でとうとう1000万人を超えた。女子高生を中心に人気を集めている。
配信内容は、中身のない話をダラダラしたり、メイクしたり、カラオケしたり。要は女の子がしゃべるための場所だ。利用者層は一般人からモデル、芸能人と幅広い。アーティストSEKAI NO OWARIの深瀬慧くんとか、きゃりーぱみゅぱみゅも使っている。
Zipper 2015 SPRINGに注目キャス主勢揃い!Zipperモデルmimmamとツイキャスについてガチンコトーク。心温まるツイキャスエピソードやランキングなどてんこ盛り! 要チェキ☆ #Zipperキャス主 #Zippper pic.twitter.com/Bn4fuQRUsh
— ツイキャス公式 (@twitcasting_jp) 2015, 3月 26
ライブ配信のライバルとの違いは圧倒的な敷居の低さ。
ドワンゴのニコニコ生放送は月額525円の会員料金がかかるが、ツイキャスは無料。映像の品質はスマホ向け。上級者にあわせて映像を高画質化する方向もあるにはあるが、通信速度制限時でも配信できるように工夫するなど、初級者も使いやすい設計が特徴だ。
おまけに広告もさほど目立たず、これでお金が儲かるのかよく分からない。しかし、おかげで利用者の2割は海外利用者。とくにブラジルやポルトガルのように回線が不安定な国からの利用が多いという。ちなみにプロモーション費用はまったくかけていないそうだ。
運用元のモイがどんな会社かというのは、求人サービスのファインドジョブに去年載ってた記事がテンション異様に高くて分かりやすい(たぶんプロモーション記事だけど)。利用者のメールアドレス持ってないとか、儲ける気をまったく感じさせない設計が輝いている。
まあそうは言っても1000万人超えたら収益化のめどが立ってきそうなもんだけど。今度お話聞かせてもらおうかしら。
ちなみに「モイ!」はフィンランド語で「ハーイ」みたいな意味。そしてフィンランド語で通行証は「クルクルパー」。これよければツイキャスのネタに使ってちょ。
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