みなさん、おはようございます。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて、Apple Watchの店頭展示まであと3週間ですが、待ち遠しくて仕方ない方も多いことでしょう。そんな皆さんの頭を悩ませるプロダクトが一挙に登場してしまいました。
タグホイヤー、ブライトリング、アルピナ、フレデリック・コンスタント、スウォッチ、モンディーン。なんと、これらの有名時計メーカーが、スイスで開催されているBaselworld 2015(バーゼルワールド2015)で一斉にスマートウォッチを発表したのです。各社の持ち味を生かしたデザインにうっとりしてしまいますね。
多くのメーカーは、Jawbone UPなどにも搭載されているMotionXテクノロジーを採用しており、Apple WatchやAndroid Wearの競合というよりも、高級時計に活動量計の機能が加わったといったほうが正しいでしょう。バッテリーは2年持つ製品が多いのも特徴です。
でも、そこはやはり老舗メーカー。デジタルガジェットではなく宝飾品としての美しさを兼ね備えていますね。さっそく、それぞれの製品をチェックしていきましょう。
■Tag Heuer(タグホイヤー) タグホイヤーは、、バーゼルワールドで米グーグル社と米インテル社とのパートナーシップを発表し、Android Wearベースの製品を年内に市場に投入する予定とのこと。Android Wearベースということは、活動量計や睡眠時間の計測、GPSなどの機能が搭載されるのは間違いないですし、アプリのインストールなども可能になるのかも。Android Wearの高級モデルになるということは、Apple Watchとガチ対決の位置を占めると思われます。
■Breitling(ブライトリング) ブライトリングのスマートウォッチは「B55 CONNECTED」。クロノグラフの機能をiPhoneアプリから操作や設定が可能です。USBポートを備えており、バッテリーの充電が可能。iPhoneとはBluetoothで通信する仕様です。歩行距離や現在位置などを計測する機能は備えていないのでスマートウオッチとは言えないですが、航法計算や各種単位の換算、100分の1秒単位の時間計測などクロノグラフで取得できるさまざまな情報をiPhoneで管理できます。欲しい。
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■Alpina(アルピナ) アルピナのスマートウォッチは、活動量計と睡眠時間のモニタリング、睡眠サイクルに応じたアラーム、コーチング機能などを備えています。
■Frederique Constant(フレデリック コンスタント) フレデリック コンスタントのスマートウオッチもアルピナ同様、活動量計と睡眠時間のモニタリング、睡眠サイクルに応じたアラーム、コーチング機能などを備えています。
■Swatch(スウォッチ) スウォッチのスマートウォッチは「Swatch Touch Zero One」と呼ばれる製品。曲面のタッチパネルを採用しており、コンパニオンアプリを利用してスマホからの制御が可能です。ビーチバレーに必要な機能を搭載しており、歩数や消費カロリーのほか、スパイクの強度、観客の拍手の大きさなどを計測できます。ちょっと謎です。
■Mondaine(モンディーン) スイスの鉄道時計で有名なモンディーンのスマートウオッチは「Mondaine Helvetica No 1 Smartwatch」。活動量計と睡眠時間のモニタリング、睡眠サイクルに応じたアラーム、コーチング機能などを備えています。もうこのデザインを見たら、個人的には買わずにいられなくなります。個人的には超絶オススメしたい。
■Gucci(グッチ) さらに、ファッションブランドのグッチもスマートウォッチを発表しています。こちらは、米国のミュージシャンであるwill.i.am(ウィル・アイ・アム)とのコラボ製品。詳細は明らかになっていませんが、 will.i.amのサイトで紹介されている「i.am/PULS」というデバイスがベースになるようです。このデバイスでは、 電話をかける、メッセージを送る、メールを送受信する、地図やカレンダーを参照するといった機能を、スマホを必要とせずスタンドアロンで操作できるのが特徴です。
■関連サイト Tag Heuer(プレスリリース ) Breitling(B55 CONNECTED製品紹介ページ ) Alpina(プレスリリース ) Frederique Constant(プレスリリース ) Swatch(Swatch Touch Zero One製品紹介ページ ) Mondaine(プレスリリース )