すっかり日本メーカーのスマホの展示が少なくなったMWCだが、逆に2年前に初めて出展して、着実に存在感をアピールしているのが京セラだ。
↑MWCはGSMが主体のため、4G(LTE)が普及し始めた2013年からの参加となっている京セラ。 |
京セラ製スマホのいちばんのポイントといえば、『Torque』をはじめとするタフネススマホ。今回もブースの中央に世界各国で販売されているタフネススマホをズラッと並べられていた。展示ブースでは、その場で落下テストなども行なっており、さながらナンバーワンタフネススマホ決定戦イベントのような様相だ。
↑ブース中央をぐるりと囲むようにタフネススマホを展示。 |
↑日本でauから発売された『TORQUE G01』もあった。 |
さらに試作機の展示コーナーでは、OSにWindows Phone 8.1を採用したタフネススマホまで展示。試作機なので発売の時期や国、価格だけでなく、詳しいスペックも非公開。とはいえ「せっかくなので京セラらしいモデルで開発してみた」と、京セラらしくタフネススマホに自信のある試作機となっていた。
↑外装はAndroid搭載スマホに似ているが、ディスプレーに表示されているのっは間違いなくWindows Phone。 |
↑ディスプレーサイズも公開されていなかったが、持った感じでは4.5インチくらい。 |
背面には耐衝撃性を備えた素材を採用。本体の厚みもかなりあるが、タフネススマホでは仕方のないこと。逆に頑丈な印象さえ受ける。
スピーカー用の穴が見つけられなかったので、スマートソニックレシーバーを採用している可能性が高い。京セラのタフネススマホは海外では、騒音の大きい工事現場などで重宝されているとのことで、スマートソニックレシーバーは必須機能となっています。
↑背面はエンボス加工された樹脂のような素材。 |
↑丸みを帯びたデザイン。周囲を耐衝撃素材で覆われているのが分る。 |
↑Android系のボタンがそのまま搭載されている。あくまで試作機であることをよく表している。 |
搭載されているOSはWindows Phone 8.1 Update。多言語対応のWindows Phoneのため、日本語のロケールも用意されていた。
↑システムをチェックすると、画面解像度は720×1280ドットというのがわかった。 |
↑日本語ロケールも一応搭載されている。 |
京セラブースの試作機展示コーナで、もうひとつ来場者の注目を集めていたのが、ディスプレー部分にソーラ充電パネルを組み込んだモデル。一見すると普通のディスプレーに見えるが、光を当てると充電モードになる仕様。
↑ディスプレーにソーラ発電用のパネルが挟まれている設計。 |
↑明かりをつけると充電中に。 |
↑明かりを消すと充電がストップ。 |
そのほか、前述のスマートソニックレシーバーなど、ほかのメーカーにはない独自の技術をアピールして、存在感を出しており、今後の京セラの動向も要チェックだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります