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レノボの『VIBE Shot』を見て、“カメスマ”ブームの到来を予感:MWC 2015

2015年03月03日 22時15分更新

 バルセロナで開催中のMWC 2015で、レノボは既報のとおりスマホやタブレットの新製品をいくつか発表しています。そのなかでも、筆者が注目しているのが、1600万画素のカメラ機能を搭載した、カメスマ『VIBE Shot』です。

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ディスプレー面はいたって普通のAndroidスマホ。

 『VIBE Shot』は5インチ(1080×1920ドット)ディスプレーを採用し、CPUにはSnapdragon 615(1.7GHz、オクタコア)を搭載しています。特徴的なのは背面で、ぱっと見はスタイリッシュなコンパクトデジカメのようなデザインです。

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カメラ部分の出っ張りはほとんどなく、フラットなデザイン。
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レッドのほかホワイトやグレーもある。

 カメラ機能としては以下の機能が用意されているのがポイントです。

●16:9の裏面照射型CMOSセンサー
●光学式手ぶれ補正
●トリカラーフラッシュ
●プロシューティング用ボタン

 一般的なスマホのカメラセンサーは4:3といった比率が多いなか、VIBE Shotが16:9というセンサーを採用したのは、スマホのディスプレーでフル画面表示した写真を無駄なく撮影するため。4:3のセンサーで16:9の写真を撮影した場合、上下が切れてしまい、せっかくの高精細なセンサーがフルに活用できないからです。

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ディスプレー一杯に表示して撮影するのがVIBE Shotの基本。

 また、コンパクトデジカメでも当たり前のように搭載され始めている、光学式手ぶれ補正機能を搭載することで、ミスショットを防いでくれます。ストロボもLEDを3基搭載したトリカラーフラッシュを採用。暗所での撮影に威力を発揮してくれます。

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LED3基を搭載したトリカラーフラッシュ。

 本体右側面にはシャッターボタンを装備。さらに、プロシューティング用のスライドスイッチが用意されています。これは、オートモードとマニュアルモードの切り替えボタンで“Pro”側にセットすると、露出などの細かな設定ができます。

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Smart側はオート、Pro側がマニュアルモードという位置づけ。
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撮影の設定はスライダーが大きく大きいので操作しやすい。

 ちなみにインカメラもセルフィーブームをおさえており、800万画素と高精細なカメラセンサーを採用。LTE対応なので、高品質で撮影した写真をサクッとアップロードできます。

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ストラップホールを装備。カメラとして首からぶら下げておくには必須。
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マイクロSDカードやSIMスロットはピンで押し出すトレー方式。

 発売は6月で、日本での展開は未定。価格は349ドル(約4万1800円)と、デジカメを別途持つのはイヤなので、スマホでももうちょっとキレイな写真が撮りたい、という層にマッチしそうな価格設定。

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残念ながら技適表示は見つけられず、言語も英語と中国語のみ。

 そのほか発表されているスペックは下記のとおり。

●CPU:Snapdragon 615(1.7GHz、オクタコア)
●ディスプレー:5インチ(1080×1920)
●カメラ:1600万画素(メイン)、800万画素(フロント)
●RAM:3GB
●ストレージ:32GB
●バッテリー::2900mAh
●SIMサイズ:ナノSIM(デュアルスロット)
●OS:Android 5.0 Lollipop

 カメスマというと、パナソニックの『LUMIX DMC-CM1』をはじめ、ASUSが光学式3倍ズームの『ZenFone Zoom』と発表が続いており、トレンドとなりそうな勢い。VIBE Shotだけでなく、ほかのメーカーの動きも気になるところです。

■関連サイト
レノボ(プレスリリース)

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