週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

ウイスキーが俺のスマホに話しかけてきたんだよ……ひっく!:MWC 2015

jw

 「そうなんだよ、俺にはウイスキーの声が聞こえるんだ」

 バーの片隅でそんなことを言ってきた殿方がいたら、ひとまずはスマホを見せていただくのがよさそうだ。ウイスキーからのメッセージが届いている可能性がある。愛してるとか何だとか。

 スコッチウイスキーの「ジョニー・ウォーカー」を製造するディアジオが、いつフタがあけられたのかを近距離無線(NFC)でスマートフォンに通知する「スマートボトル」を開発している

 薄膜技術のシンフィルムとの共同開発。センサーになっている薄いタグをラベルにあしらい、密封・開封、両方の状態を検知する「オープンセンス」(OpenSense)技術を使っているそうだ。

jw
封を切った時間がスマホで分かる

 製造元としては、自分たちの作ったウイスキーがいつ消費者によって飲まれたか分かる画期的な技術。消費者は製造元からのメッセージを受け取ったり、あるいはウイスキーを使ったカクテルのレシピなんかを見られるようになるそうだ。

 (消費者としては開封からの日数がわかるぶん、まだ開けて3日なのにもうこんなに軽くなっちゃって……と切ない思いをすることになりそうでもある)

 ちなみにウイスキーは、スペインで開催中のモバイル展示会「Mobile World Congress 2015」(MWC 2015)でも披露されているそう……あらやだそうなの。あらあらあら。

 ……あーあー、業務連絡、業務連絡。現地特派員さん、ちょっとそこにあるボトルお送りいただけないかしら。グラス一杯だけでも構いませんからね、氷を冷やしてお待ち申し上げております。

jw
ジョニー・ウォーカー ブルーレーベル開発中

写真:Diageo

■関連サイト
Diageo

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります