「そうなんだよ、俺にはウイスキーの声が聞こえるんだ」
バーの片隅でそんなことを言ってきた殿方がいたら、ひとまずはスマホを見せていただくのがよさそうだ。ウイスキーからのメッセージが届いている可能性がある。愛してるとか何だとか。
スコッチウイスキーの「ジョニー・ウォーカー」を製造するディアジオが、いつフタがあけられたのかを近距離無線(NFC)でスマートフォンに通知する「スマートボトル」を開発している。
薄膜技術のシンフィルムとの共同開発。センサーになっている薄いタグをラベルにあしらい、密封・開封、両方の状態を検知する「オープンセンス」(OpenSense)技術を使っているそうだ。
封を切った時間がスマホで分かる |
製造元としては、自分たちの作ったウイスキーがいつ消費者によって飲まれたか分かる画期的な技術。消費者は製造元からのメッセージを受け取ったり、あるいはウイスキーを使ったカクテルのレシピなんかを見られるようになるそうだ。
(消費者としては開封からの日数がわかるぶん、まだ開けて3日なのにもうこんなに軽くなっちゃって……と切ない思いをすることになりそうでもある)
ちなみにウイスキーは、スペインで開催中のモバイル展示会「Mobile World Congress 2015」(MWC 2015)でも披露されているそう……あらやだそうなの。あらあらあら。
……あーあー、業務連絡、業務連絡。現地特派員さん、ちょっとそこにあるボトルお送りいただけないかしら。グラス一杯だけでも構いませんからね、氷を冷やしてお待ち申し上げております。
ジョニー・ウォーカー ブルーレーベル開発中 |
写真:Diageo
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Diageo
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