最近話題の“シュラスコ”を食べたい‼
というわけで、肉好き酒好きナベコがやってきたのは東京池袋にある『肉酒場 エコヒイキ』(以降、肉酒場)。ここではなんと、シュラスコを単品料理として780円で注文できるというのです。
●池袋の“肉酒場”に行ってきました! こ、これは…
肉酒場は、コロワイド東日本の居酒屋『エコヒイキ』のリコンセプト店舗。“肉”・“酒”と明確なコンセプトを掲げ(両方とも私の大好物やん!)で、池袋西口に今年1月にオープンしたばかりの新店です。
目玉はなんといっても『名物 酒場のシュラスコ』(780円)。
●泣く子も黙る迫力のシュラスコ
さっそく『名物 酒場のシュラスコ』を頼んでみたら、どーんと大迫力の肉串が。ボリューム感半端ないです。
シュラスコとは、串に刺した牛、豚といった肉塊を豪快に焼き上げる南米料理で、最近は肉好きの人を中心に注目が集まってきています。
ただ、シュラスコを提供する店舗は都内だとまだ少ないのと、あってもほぼ専門店なので、居酒屋で単品メニューとして食べられるのはかなり珍しいです。
串のまま肉を食べるわけではなく、目の前で店員さんがお皿に切り落としてくれます。
『名物 酒場のシュラスコ』の場合、牛サーロインと豚肩ロースの構成。分量は、牛サーロイン70g、豚肩ロース60g計130gと決まっています。
お客さんは肉を切るときにトングでのサポート役を促されます。切ったお肉はメモリに乗せて計測しつつお皿に。
肉を切る共同作業を客と店員で。自然と会話が生まれやすいので、それも狙いだそう!
肉塊の上ふたつは牛サーロイン、イチバン下は豚肩ロース。切り落としたあとは肉の赤い断面が見え、ああっ、食欲を刺激します!
お皿に盛り付けた肉はこんな感じ。
赤身が見えるのが牛サーロイン、ほかが豚肩ロースですね。ゴロっとしたボリューム感で迫力があります。
切ったとはいえまだまだ分厚いので、手元のフォークナイフで細かく切り分けて食べるのですが、このまま豪快にかぶりつくのもアリです。
●シュラスコいただきます!
付け合わせは、(写真左から)モールド、ワサビ、ニンニク醤油そして岩塩です。牛サーロインにはニンニク醤油が、豚肩ロースにはモールドがよく合うそうですよ。
目の前で切ってくれるものだから食欲がマックスに。はじめてのシュラスコ(牛サーロイン)にかぶりつきました。
外側は香ばしくカリッと、 |
ああ、ほとばしる肉! なんと香ばしく肉ごたえがあるのでしょう。
内側は柔らかい赤身と、食感に差があるのもシュラスコならでは。 |
串で焼き上げているため、余分な脂が抜け、肉の旨味だけが閉じ込められています。南米らしい重厚な味わい!「これぞ肉!」とサンバを踊りだしたくなりました。
●コスパ最強の串焼き鶏肉
シュラスコを食べた後ですが、もうちょっと肉パワーを追加したいと、今度は鶏肉である『八海山の酔っぱらい鶏』(480円)を頼んでみました。すると……。
串に刺さった大きい鶏肉が!
中央部を切って2つにし。
そのままお皿に盛り付け。シュラスコとは異なり、計測なしで大きなステーキのままで提供されます。この量でたった480円とは!! にわかに信じがたい。
『八海山の酔っぱらい鶏』は、日本酒、八海山に漬け込んで旨味が詰まった鶏肉を焼き上げた料理。
味付けは醤油ベースで照り焼きのような甘みと旨味。 肉といってもシュラスコとは異なるテイストのため、切り替えて食べられるのがうれしい。量が多いため、遠慮なく厚切りにかぶりつけます。うーん、おいしい!
2人連れぐらいだとシュラスコと鶏肉をシェアして食べると、ちょうど牛、豚、鶏も網羅するし量的にもちょうど満足する人が多いようです。
確かに、たった2品なのにかなり肉を堪能できました。居酒屋の2品でここまでたくさん食べられるってスゴイ。
●絶対飲みたいえこひいきワイン
居酒屋さんなので、もちろんお酒も飲みますよ!
ここ肉酒場で頼むべきお酒はというと、『えこひいきワイン』(280円)。受け皿が用意されたグラスに店員さんがひたひたにワインを注いでくれるのです。
「ト、ト、ト店員さんったら、桝酒じゃないんだから~(ハート)」
と、ワインをすすり飲む私。
実はえこひいきワインには、“えこひいき”にちなんだ秘密があるとか。それはお店に足を運んでみてのお楽しみに。とにかく280円では破格だろうというオトク感です。
●ビールは“中ジョッキ”ではないこだわり
もちろんビールも飲みますって(何杯飲むのか)。
ココのエライところはビールがよくいうグラス、中ジョッキ、大ジョッキの区別ではなく、300ジョッキ(300円)、500ジョッキ(500円)と注文できる点。300mlはよくある中ジョッキよりは少々小さく飲みきりやすいです。「一杯目はビールで喉をしめらしたいけど、早めにワインに移行したい」という人に配慮した、こだわりの飲みきりサイズということ。なるほどです。
●店員さんが目の前でシェイクしてくれるピクルス
肉酒場は、店員さんとお客さんのコミュニケーションを大切にしているということ。そういった意味もあって、店員さんがお客さんの目の前で仕上げをしてくれる特徴的なメニューもいくつか。
『ハニーピクルス』(280円)は、ピクルスが入った瓶に目の前で蜂蜜がイン。
店員さんが目の前でシェイクして、ピクルスと蜂蜜をたっぷり混ぜてくれます。たっぷり愛情をこめてもらっているようで、うれしいなぁ。
蜂蜜でピクルスの酸味が緩和され、まろやかさっぱりな味わい。正直予想以上に美味でした。ピクルスが酸っぱくて苦手という人でもこれなら進むはず。
●ハイジのようなチーズがけのパン
『とろ~りチーズパン』(380円)はカットしたフランスパンの上に、フライパンで熱々になったチーズを目の前でかけてくれます。
チーズがとろ~り。まるでハイジに出てくるチーズを思わせるようなとろっとろ感でした。一見素朴なメニューですが、ここまでチーズが乗ったパンを食べる経験ってなかなかない! オススメです。
●シュラスコ肉が入った日本そば
しめにぴったりなのは『肉だし温つけそば』(480円)。居酒屋のメニューに日本そばがあるのは珍しい。
驚くのは、この肉ってシュラスコの肉なのです。肉とそばを一緒に食べると、ジューシーでいてホッとするおいしさです。量はややたっぷりめ、2、3人程度で分け合って食べるのがちょうどいいでしょう。
●ごちそうさまでした!
店内は、中央の開けた空間にカウンターや丸テーブルが並び、カジュアルな“酒場”の雰囲気。テレビも設置されているので、ひとりで来るのも楽しそう! |
シュラスコ肉に、店員さんコミュニケーション型メニューなどたっぷり堪能しました。メニューはほかにも『グツグツ煮込みの塩牛皿』(380円)、『ネギージョ』(380円)、『自家製ポテトサラダ』(280円)などおいしそうなものがたくさんありますが、次の機会に。
感想はというと、とにかくコスパが最強でした。たった780円でボリューム大のシュラスコを食べられるなんて。480円の『八海山の酔っぱらい鶏』も圧巻でした。ワインも安いので、心行くまで食べて飲んでも安心価格です。さらに、お通し代、席料共にかからないのもうれしい。
肉酒場のメインターゲットは30代、40代の男性ということで、“肉”というコンセプトを明確に打ち出しつつ、オリジナリティを出しながらも居酒屋の定番のメニューから逸脱しすぎない点がこだわり。確かに、どのメニューもどんな料理かイメージしやすいものでした。
この肉酒場は現在は池袋の1店舗ですが、反響を見ながら今後の出店も目指しているとのこと。今後、あなたの街にもシュラスコを食べられる肉酒場がやってくるかも!?
※価格はすべて税別表示です。
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