オリンパスからレンズ交換式のカメラ『AIR A01』が登場するなど、スマートフォンと連携できる"レンズカメラ"製品が増えてきました。元祖ともいえるソニーのQXシリーズも今やラインアップが増え4機種目に突入。今回は、そんなレンズカメラを使いやすくするiPhone用のクールなジャケットをご紹介します。
↑スタイル自在なレンズカメラも時には不便。 |
ソニーのQX10を初めて手にしたとき、自由なスタイルで写真撮影できることに驚きと喜びを感じたものです。でもそのためには、常に両手を使う、あるいはQX10を三脚に固定するなどしなくてはなりません。またちょっとした写真を撮りたいときは、普通のカメラのようにスマートフォンの背面にQX10を取り付けたくなるものです。
↑iPhoneにQXシリーズを美しく装着したい。 |
QXシリーズをスマートフォンに取り付けるカバーはソニーがXperia用を出していますし、iPhone用のアダプターも他社から出ているようです。でもEマウントレンズを自在に装着できるQX1を使う時は、スマートフォンと一体化させてあたかもデジカメのようにして使いたいものです。
↑ウッドグリップとメタルフレームがレンズカメラを変える! |
iPhoneにQXシリーズを装着し、しかも見た目も美しくかっこよくしたい!そんな欲張りなジャケットタイプの製品が開発されました。それはiPhone用の回転式交換レンズやパナソニックCM1用のエクステンションチューブを販売している香港のタートルバック(TurtleBack)社のもの。商品化目前の開発中の製品が出来上がったということでさっそく見せてもらいました。早ければ今月末にも出荷される予定とのことです。
↑レトロな雰囲気も漂うフレーム。 |
金属フレームの片側に、ローズウッドを削り出したグリップを貼り合わせた外見はどことなくレトロっぽさも感じさせます。こんなジャケットにiPhoneとQXシリーズを合体できるというのも面白いものですね。なおこのジャケットは、iPhone 5/5s用。iPhone 6用はこのモデルのすぐ後になるとのこと。
↑パカッと開いてiPhoneを差し込む。 |
iPhoneの装着は簡単。グリップ部分のネジを外すと本体が上下に分かれるので、その中にiPhoneをスライドさせて差し込みます。後は再び本体を合わせてネジを回して留めるだけ。
↑QX1もワンタッチで装着。 |
次にレンズカメラのQXはフロント側の丸い部分の切れ込みに軽くねじ込むだけ。装着が簡単なのもいいですね。なお今回はQX1に16-50ミリレンズを装着しています。
↑装着完了、クラッシックカメラの趣き。 |
こうしてiPhoneとQX1を装着すると、まるでクラッシックカメラのような雰囲気になります。iPhone 6や6 Plusを買ってiPhone 5/5sが余っている人は、こうしてレンズカメラ専用として使うのもいいかもしれません。
↑ホールド感も抜群で使いやすい。 |
実際に手に持ってみると、木材のグリップが手になじみしっかりとホールドできます。そしてiPhoneの大画面を通してレンズの先の被写体を見ることができるので、撮影アングルも決めやすくなります。
↑操作感はデジカメそのもの。 |
物理的なシャッターボタンこそありませんが、使い勝手はデジカメとほぼ同等。とにかく持ちやすくなるので動きのある被写体もこれならうまく撮影できそうです。
↑カメラをはずせばiPhone内蔵カメラも使える。 |
なおQXシリーズを取り外せばiPhoneの内蔵カメラもきちんと使えるようになっています。広角やマクロ撮影をしたいときなども、iPhone本体をジャケットから外す必要はありません。
↑製品化が待ち遠しい。 |
単純にレンズカメラをスマートフォンに装着するのなら、爪の付いたスマートフォンケースがあれば事足ります。でも薄いスマートフォンにレンズカメラを付けると重量バランスも悪く持ちにくいかもしれません。一方このTurtleBackのジャケットならば、グリップがあるので持ちやすくなり、しかも外見も美しくなります。レンズカメラを使わなくても、このまま人に見せたくなっちゃいますね。
↑オリンパス対応品も開発予定。 |
ところでグリップ部分に何やらネジ穴が見えます。ここには秘密のオプションが装着可能で、さらに使い勝手を高めてくれるそうです。同社によるとQXシリーズだけではなくオリンパスのレンズカメラ対応版も開発予定とのこと。今後発売される一連の製品が非常に楽しみです。
●関連リンク
TurtleBack
山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります