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330万パターンから分析 絶対に設定してはいけない最悪のパスワード25

encryption

 強力な暗号は発信者と受信者の役に立つが、弱い暗号は偽りの安心感をもたらす。(サイモン・シン『暗号解読』)

 オンラインパスワード管理ソリューションのスプラッシュデータが、インターネットで最も多く使われ、最も予測されやすかった「最悪のパスワード」の2014年版を発表している。欧米で記録された330万パターンのパスワードから導いたものだ。それによると……

Rank パスワード 2013年からの順位変動
1. 123456 変化なし
2. password 変化なし
3. 12345 ↑17
4. 12345678 ↓1
5. qwerty ↓1
6. 123456789 変化なし
7. 1234 ↑9
8. baseball New!
9. dragon New!
10. football New!
11. 1234567 ↓4
12. monkey ↑5
13. letmein ↑1
14. abc123 ↓9
15. 111111 ↓8
16. mustang New!
17. access New!
18. shadow 2年間変化なし
19. master New!
20. michael New!
21. superman New!
22. 696969 New!
23. 123123 ↓12
24. batman New!
25. trustno1 ↓1

 なんて悲惨な結果……

 5位のqwertyにちょっと創意工夫を感じたが、他はまあ……そうだな、野球とドラゴンとサッカーが好きなんだな。うん。

 英語圏なので日本人とはやや感性が異なるが、誕生日を除けば似たような結果が出てくるような気もする。「123456」などは以前にツイッターが使用を禁じた370パターンのパスワードにも含まれており、危険な状況は変わっていない。

 暗号の歴史は、数学と計算機(コンピューター)の進化の歴史でもある。グーグルも目をつけている量子コンピューターの研究も進む中、昔ながらのパスワードに代わる技術は出てこないものか。

写真:Yuri Samoilov

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