ソニーは総削り出しのアルミフレームと金メッキを施した銅板を採用し、音質効果と高剛性を両立させたウォークマンの最上位『NW-ZX2』を2月14日に発売する。予想実売価格は12万9600円前後。
高音質デジタルアンプ技術“S-Master HX”やMP3などの圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度にアップスケーリングする“DSEE HX”はそのままに、新たにDSD128(5.6MHz)の再生に対応。DSDの楽曲は柔らかさや、温かみのある音で再生する“スローロールオフ”、明瞭でエネルギッシュな音で再生する“シャープロールオフ”の2つのデジタルフィルターを選択して楽しめる。
銅板を利用したことで大幅な抵抗値の低減、金メッキで接触抵抗値の低減と酸化防止を図る。また、クリアーで力強い低音域を再現できるとしている。電池容量は従来機ZX1の約2倍となる1860mAh。192KHz/24bitのハイレゾ音源を再生した場合、従来機の約16時間から約33時間へと大幅に向上した。
↑ZX2(右)のサイズはバッテリーが増えたこともあり、ZX1(左)よりもやや大きめ。 |
↑手に持つとややズッシリとくるものがある。しかし、削り出しのアルミフレームは手触りが良く、ZX1よりも頑丈なイメージと高級感を感じた。 |
アンプ部のチャージポンプ電源は“POSCA”から“OS-CON”(合計7個)に変更。フライングコンデンサーにフィルムコンデンサーを採用するなどして、量感のある低音とクリアーなボーカル、力強い中高域を実現するという。
また、ZX1と異なりマイクロSDXCカードスロットを搭載する。内部ストレージ128GBとSDXCカード128GBを合わせると256GBになり、ハイレゾ楽曲を約1700曲保存できるとのこと。
さらに、Bluetooth A2DPのSBCやAACといった従来技術に比べ、最大約3倍の情報量を無線で伝送可能な高音質コーデック“LDAC”に対応。今後同社が発売するLDAC対応のスピーカーやヘッドホンにBluetoothで、より高音質に楽曲を伝送できるとしている。
専用の本革ケース『CKL-NWZX2』もZX2と同時発売。予想実売価格は1万800円前後で発売予定。
加えて、ウォークマンを充電しながらデジタル出力できる専用クレードル『BCR-NWH10』も販売される予定だ。OS-CONを搭載し、より高い音質でハイレゾを楽しめるという。予想実売価格は1万6200円前後。
●関連サイト
ソニーのウォークマン製品ページ
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