米インテルはCES2015合わせで、純正のスティック型PC『Intel Compute Stick』を披露した。公式サイトに紹介されているので、今回はその概要をお伝えしたい。
インテルはスティック型PCを次世代の新しいコンピューティングを実現する端末とし、あらゆるHDMI搭載ディスプレーを完全に実用的なPCに変えるデバイスだとアピール。
OSはWindows 8.1かLinuxがプリインストールされる予定。スティックの長さは4インチ(約10センチ)で、手で握りこめるサイズ。クアッドコアのAtomを採用し、無線通信に対応。Huluなどの動画ストリーミングも可能なレベルだという。もちろんストレージもオンボードで備える。また、マイクロSDカードスロットも搭載し、ストレージ容量を追加できる点もポイントだ。
なお、このスティックPCは2015年中に正式に発売する予定とのこと。スティック型PCでは、マウスコンピューターから『m-Stick』がすでに販売されているが、海外のネットショップでは類似のスティックPCが販売されている。
↑通販サイト“Aliexpress”で販売しているインテルロゴ入りの謎のスティック型PC。Atom Z3735F/G、メモリー2GB、16GB eMMCを備え、価格は112ドル(約1万3400円)。サポートOSは“Andriod/Windows8.1/LINUX”と、誤字が気になる怪しい感じだが……。 |
価格においては、m-StickがAtom+Windows 8.1 with Bing+メモリー2GB+32GB eMMCで1万9800円という低価格を実現している。そこから考えると、Linux版は1万円強になってもおかしくない。さらにストレージやメモリーを絞れば、1万円切りの超激安モデルも実現するだろう。そういった意味では、日本発売時は幅をもたせたラインアップで展開することを期待したい。
■関連サイト
Intel(英文)
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