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未来を変える注目企業11傑へ直撃インタビュー インサイド・スタートアップまとめ2014年

2014年12月31日 07時30分更新

 週刊アスキー1000号記念で始まった短期連載の特別対談企画“インサイド・スタートアップ”では、いま注目のベンチャー、スタートアップ企業の代表に週刊アスキー編集長代理の伊藤有が直撃した。1000号から1010号で登場してもらった11社の注目企業をまとめて紹介。

インサイド・スタートアップ

■宇宙を身近に変える小型衛星ベンチャー アクセルスペース中村友哉氏インタビュー

インサイド・スタートアップ第1回アクセルスペース

↑“人工衛星”と聞いて思い浮かぶイメージはどんなものだろうか。これまではNASAやJAXAといった国家機関が主導し、衛星メーカーが数年をかけて開発、費用も数百億円規模とかかるというのが“常識”だった。アクセルスペースは、数億円掛かってしまうという常識を劇的に変えようとしている大学発ベンチャー企業だ。超小型衛星を1年程度で開発し、数億円で飛ばしてしまう。衛星を飛ばせるようになると、世界はどう変わるのか、彼らが目指す未来のビジョンを聞いた。

■フリーランスやスキマ時間の働き方を変える クラウドワークス吉田浩一郎氏インタビュー

クラウドワークス

↑日本では長年、新卒で正社員になりそのまま定年まで働き続けるというワークスタイルが主流だった。しかし現在、契約社員や派遣社員、アルバイトなどの増加に伴って、2020年には正社員比率が63.6%まで下がるという予測(リクルートワークス研究所『成熟期のパラダイムシフト』(2011年発行))もあり、変化の時期を迎えている。そんななか、クラウドワークスが提供するクラウドソーシングサービスは急成長を続けている。「“働く”を通して人々に笑顔を!」というキャッチフレーズを掲げる彼らが実現を目指す、個人や企業の意識が変わった社会の姿はどのようなものか。

■音楽×IT×ガジェット=国際展開!! ビートロボ浅枝大志氏インタビュー

ビートロボ

↑2013年11月、世界的に有名な米国のロックバンドであるリンキン・パークと日本のスタートアップ企業“ビートロボ”とのコラボが話題を呼んだ。コラボの核となったのは『プラグエア』という小型ガジェット。スマホのイヤホンジャックに挿すだけで、専用アプリと連携して音楽や映像などを視聴できる製品だ。元々、ネット上のソーシャル音楽視聴サービスからスタートしたビートロボは、なぜプラグエアというハードウェアをつくることになったのか。本社は米国にあるビートロボの日本オフィスで、彼らが目指す未来のビジョンをたずねた。

■生鮮品の流通革命を起こす料理人のためのネット市場 八面六臂の松田雅也氏インタビュー

八面六臂

↑八面六臂は、旧態依然とした水産業界にITを持ち込み、水産物の流通に新たな動きをもたらしているスタートアップ企業。日本全国の産地から質の高い水産物を仕入れ、個人経営を中心とした中小規模の飲食店に販売。飲食店にはiPadを無償で貸し出し、専用アプリで日々の価格変動なども反映された最新の商品情報を提供する。発注はアプリから簡単に行なえ、1匹からの注文も可能だ。“料理人のためのeコマース”を標榜する彼らが、水産物の流通革命の先に見据える未来とは? 東京・新宿区のオフィスを訪ね、彼らのビジョンを聞いた。

■SFみたいな装着型外骨格を現実に! スケルトニクス

スケルトニクス

↑2011年2月、ニコニコ動画に投稿された1本の動画が世界中に衝撃を与えた。そこに映っていたのは、“人間以外の動力を使用しないロボット”というコンセプトで作成された、動作拡大型スーツ“スケルトニクス”だ。開発したのは、沖縄高専の学生たちによって結成されたチームだった。その後、2013年10月にチームの中心メンバーは会社を設立し、スケルトニクスは第5世代にまで進化。彼らが考えるスケルトニクスの役割とはいったい何なのか? そして、その先にあるビジョンとは? 東京・八王子市内の工房で聞いた。

■スマートなおもちゃで子供を夢中に! Moff Band

Moff

↑“人間のあらゆる動きを遊びに変える”がコンセプトのリストバンド型おもちゃ『Moff Band』。iPhoneやiPadと連動し、専用アプリから装着者の動きに合わせたサウンドを出力する。アプリはチャンバラやエアードラムなどの遊びが用意されており、購入後もアップデートで追加。飽きずに長期間楽しめる仕組みだ。Moff Bandの開発の背景にあったもの、さらにスマートトイの未来についても聞いた。

■プログラミング可能で自在に動かせる低価格ホビーロボ『Rapiro』の機楽・石渡昌太インタビュー

機楽

↑4万円台半ばという手ごろな価格を実現したヒト型ロボットの工作キット『Rapiro』。かわいらしいルックスながら、Arduino互換のRapiro基板を組み込み可能な本格派。自分で組み立て、プログラミングしてさまざまに動かす楽しさを味わえる製品だ。Rapiroの開発に込められた意図、その背景にあった人間模様、さらに、クラウドファンディングによるものづくりの秘訣などを聞いた。

■ワンセグ全番組録画機でテレビ視聴が変わる ガラポン保田歩代表インタビュー

ガラポン

↑『ガラポンTV』は、8チャンネルぶんのワンセグ放送を24時間×2週間まるごと録画できるレコーダー。録画番組はスマホやタブレット、PCからネット経由で視聴が可能。2010年9月発売の“初号機”以来、着実に進化を続けてきた。今年8月に発売された“四号機”は、“CEATECAWARD 2014”でライフスタイル・イノベーション部門の準グランプリを獲得している。ガラポンTVの開発背景には、どのような意図があったのか?

■DMM.make仕掛け人、 小笠原治氏に聞いた ”IoTは20年前のインターネット界隈と似ている

ABBALab

↑2014年11月11日に開設された、ハードウェアスタートアップのための開発、検証施設“DMM.make AKIBA”。最先端の開発機材や快適なワークスペースを完備。DMM.comとCerevo、ABBALab(アバラボ)という3社が共同でスタートアップ企業に支援を行なうのが特徴だ。モノづくりには、試作にしろ製造にしろ、常に資金調達がついてまわる。そこで今回は、一連の連載のなかで初の“投資家側”にご登場いただいた。いわゆるシードアクセラレーターとして投資、育成までを行なうABBALabの取り組みと、DMM.makeの狙いを訊く。

■“人と暮らせるロボット”に大切なものとは? ユカイ工学・青木俊介氏に直撃

ユカイ工学青木

↑2014年10月の“CEATEC JAPAN 2014”で初公開されたコミュニケーション・ロボット『BOCCO(ボッコ)』。ネット接続用にWiFi機能、家庭内にあるセンサーとの通信用に近接無線機能を搭載。ネットを経由して、スマホ内のアプリと録音メッセージやテキストのやりとりが可能で、センサーから得た情報をスマホに通知できる。どこかほんわかした雰囲気のあるこのロボットの開発背景を生みの親、青木氏に訊いた。

■先駆者Cerevo岩佐琢磨が語る日本ハードウェアベンチャー5年間の軌跡

Cerevo

↑2007年に設立されたCerevo(セレボ)は、国内ハードウェアスタートアップの先駆け的な存在。2009年12月に最初の製品『CEREVO CAM』を発売し、その後も『LiveShell』シリーズなど、ネットに接続する家電製品を送り出し続けている。その実績から、近年増えてきているスタートアップ企業にも大きな影響を与えている。ハードウェアスタートアップのための施設“DMM.make AKIBA”の仕掛け人のひとりでもある同社代表取締役の岩佐琢磨氏に、ハードウェアスタートアップを取り巻く5年間の変化などを聞いた。

Cerevo

 週刊アスキー 1000号記念で2014年内に1010号までの11回の短期連載でスタートしたこの対談企画。好評につき、2015年も継続していくことが決まりました。2015年もよろしくお願いします。もうちっとだけ続くんじゃ。

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