週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

アプリックスがiOS8のHomeKit向けBluetoothモジュールを提供開始

2014年12月24日 22時30分更新

 みなさん、こんばんは。いまは週刊アスキーの吉田です。さて、iBeacon端末でおなじみのアプリックスが、なんと今度はiOS8のHomeKit向けのBluettoothモジュールの各社への提供を発表しましたよ。

HomeKit
HomeKitを利用することで、ドアの開閉や照明のオン/オフ、キッチン家電の操作などが可能になります。遠隔操作を実現するのが、Wi-FiやBluetoothといった無線通信。
HomeKit
HomeKitはiPhoneからネット経由で自宅に機器をコントロール可能にする技術です。

 iOS8の超注目新機能のなかでは、身体の情報を管理できる「ヘルスケア」アプリとそのAPI群である「HealthKit」を利用するアプリがリリースされており、ユーザーにもそのメリットが伝わりつつあります。しかし、HomeKitだけはいまだベールに包まれたままでした。

HomeKit
HomeKitでは、部屋ごとに制御する機器を管理できるほか、Siriを使った音声入力も可能です。

 HomeKitは、Wi-FiやBluetooth、ZigBeeなどの無線通信を利用して、ドアのロックや照明、エアコンなどを管理可能にする仕組みです。アプリックスが今回発表するBluetoohtモジュールを製品に組み込むことで、モジュール単独で機器のセットアップや操作権限の管理(ユーザー管理)、複数機器の一括操作、時間指定での操作予約、Siriを使った家電の操作、高度なセキュリティーが求められる電子錠などが実現するとのこと。

HomeKit
HomeKitのプロファイルとしては、ガレージドアの開扉、照明、ドアの施錠、温度設定、ウェブカメラのコントロール、スイッチの切り替えなどが用意されている。

 同社のBluetoothモジュールといえば、iBeacon関連だけでなくタカラトミーの「nanoblock motion チョロQ」や「マイタッチスマート」に組み込まれたという実績があります。チョロQはモジュールを本体に組み込んだことでiPhoneなどでのリモートコントロールが、マイタッチスマートはスマホとペアリングすることでメッセージやスタンプの交換がそれぞれ可能になり、従来とは異なるスマホで遊べるオモチャとして認知されました。

HomeKit
小型のBluetoothモジュールの組み込みにより、スマホからの遠隔操作が可能になった「nanoblock motion チョロQ」。
HomeKit
スマホとBluetoothでペアリングすることでネットに接続することなくメッセージやスタンプをやり取りできる「マイタッチスマート」。

 HomeKit対応のBluetoothモジュールの登場で、2015年には画期的な家電製品が登場する可能性が高まってきました。HomeKit対応製品が市場に出そろうことで、iOS8の全貌がようやく明らかになりますね。

■関連サイト
アプリックス(プレスリリース

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります