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OculusでPS4をプレイする方法を発見!配信も録画も思いのままな自作PCとは?

2014年12月20日 23時30分更新

OculusでPS4のゲームをプレイ

 最近、VRの世界にドハマり中の週刊アスキー自作担当、ジサトラハッチです。東京ゲームショウでも出展し、3D映像が楽しめると話題の『Oculus Rift』を知っていますか? Oculus Riftは2つのレンズが搭載されたヘッドマウントディスプレー(HMD)で、左右の映像を見ることで奥行のある360度の映像が楽しめます。一度被ってみると、その没入感にハマること間違いなしのデバイスなのです。

 そこで、今回は私の自宅のマシンを使って、そのOculus Riftを被りながらPS4のゲームをプレイをしてみました。

OculusでPS4のゲームをプレイ

 Oculus Riftを使うとこのように映像が表示されます。キャプチャーボードを通すと、ゲーム画面がスクリーンショットに表示されなかったので、写真で撮影して映像がボケていますが、本来はもっとクリアーに見れます。

 Oculus Riftは現在公式HPから、開発者向けのデベロッパーキット『Oculus Rift DK2』が購入できます。このDK2は最大で75fpsで映像を出力可能で、最低でもGeForce GTX760以上のグラフィックボードが必須と言われています。また、CPUはアプリによって3D表現が多く重いものもあるので、ターボブーストが利用できるCore i5以上は欲しいところ。ゲームを表示しながら配信なども考えているのであれば、同時に配信ソフトも起動するのでメモリーは4GB以上は搭載しましょう。

 また、Oculusにゲーム画面を表示するには、PS4のゲーム画面をテレビではなくPCに表示する必要があります。キャプチャーボードは、大別してハードウェアエンコードとソフトウェアエンコードの2種類あり、PC側にゲームを表示するには、映像のラグが少ないソフトウェアエンコードの製品が必要です。

OculusでPS4のゲームをプレイ

 そのため今回は、ソフトウェアエンコードで1万円切りと低価格のエスケイネットの『MonsterX3A』(実売価格6100円前後)を組み込んで、PlayStation4(以下、PS4)のゲームをプレイしてみました。

OculusでPS4のゲームをプレイ

 Monster X3AはフルHD、24fpsと、毎秒で表示できるフレームレートは少ないので、75fpsで表示するOculusでは酔いを感じてしまう場合があるので、予算に余裕がある場合は、フルHD60fps出力できる『MonsterXX』(実売価格3万2000円前後)が欲しいところです。

 ゲームキャプチャーをする人はご存知だろうが、PlayStation3などは不正コピーを防ぐために、著作権保護技術の“HDCP”が使用されていて、一般的なPCのキャプチャーボードで録画することはできません。

OculusでPS4のゲームをプレイ

 しかし、PS4はこのHDCPを無効にすることが、ソフトウェア―バージョン1.70から可能になっています。

OculusでPS4のゲームをプレイ

 HDCPを無効にすると、MonsterX3Aの付属のソフト『MonsterX』でゲームが表示でき、録画も可能になります。

 Oculus Riftは本来専用アプリしか表示できませんが、PCのデスクトップ画面をOculus側に表示できる“Virtual Desktop”と呼ばれるアプリがあります。

 Oculusの設定は割愛しますが、Oculus Riftが使える環境で公式ホームページから(http://www.vrdesktop.net/)Virtual Desktopをダウンロードしてインストール。

OculusでPS4のゲームをプレイ
OculusでPS4のゲームをプレイ

 インストールした後、タスクトレイにある白い目のマークを右クリックして、“Settings”を開き、設定画面でOculus側のスクリーンサイズなど変更も可能。

OculusでPS4のゲームをプレイ

 ゲームが表示されているMonsterXをフル画面にすると、Oculus側にデスクトップと同じが面が表示されゲームが楽しめます。Virtual Desktopでは映画のスクリーンのようにデスクトップがカーブを描いて表示されたりと、表示方法もいくつか選択できて楽しいです。もちろん、このままゲームの録画もできます。スクリーンの周囲は星空のような映像になっていて、VR空間でゲームのみに没頭できます。

OculusでPS4のゲームをプレイ

 もちろん、デスクトップを表示しているので、ブラウザーゲームもOculusを使ってプレイ可能。『艦これ』だってVRの大画面でプレイして、超没頭できますよ。

 ちなみに、今回利用した私の自宅PCの構成は以下のとおり。

OculusでPS4のゲームをプレイ

【ジサトラハッチの自宅PC構成】
CPU:インテル Core i7-4790
マザーボード:ASRock Z97 Extream6
グラフィックボード:玄人志向 GF-GTX780TI-E3GHD/G2
メモリー:ブルー・バス BBU8GX2D3161L-482R/RM
ストレージ:PLEXTOR PX-G256M6e+HGST HDS722020ALA330
光学ドライブ:アイ・オー・データ BRD-SA16X
電源:Antec NeoPower650 Blue
PCケール:オウルテック 武蔵 OWL-PCAP612

 今回はPS4をキャプチャーしましたが、たとえば『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』などのPCゲームを起動して、同時にOculusを使い、キャプチャーソフトも起動する場合は、CPUはCore i7、グラフィックボードもGTX770以上は欲しいところ。メモリーも8GBあると安心です。

 Oculusは単体で音声出力はできないので、ヘッドホンを使うのがオススメです。また、“アマレコTV”など、動画配信も行なえるソフトと組み合わせると、Oculusを被りながら生放送もできますよ。

 ちなみに2014年12月19日から、週刊アスキー特別編集『パソコン2015自作の新常識』(880円)が、全国の書店やAmazonにて発売中。自作PCを使ったゲーム動画の配信、編集方法から、はじめて自作PCを使ってOculus Riftを利用する方法まで網羅されています。

 これから、高性能な自作PCを使ってリッチなゲームをプレイしたり、ゲーム録画、配信などを行ないたい、Oculus Riftにも興味あるなぁ~といった人は、ぜひお買い求めください。

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