マイノリティ・リポートがいよいよ現実に ARで操作するPC『HP sprout』が発売

　液晶ディスプレーの上部に3Dカメラとプロジェクターを搭載した、一体型PC『sprout』が米HPから発売されました。価格は1899.99ドル（約20万7000円）。

液晶上部にカメラとプロジェクターを搭載。

キーボードに相当する箇所はプロジェクターのスクリーンとなるタッチパッド。

　液晶ディスプレーだけでなく、本体手前の『タッチマット』にプロジェクターから投影された仮想ディスプレーがあり、ここをタッチして操作するという、なんとも未来チックな仕組み。タブレットのように、アイコン操作からキーボードの入力までなんでもこなせるようです。説明動画では、ゲームに音楽、画像編集にリモート授業など、さまざまな応用例がありました。
　もちろん液晶ディスプレーもタッチ式です。

タッチパッドは分割できるようです。

液晶はタッチ対応の23インチ（フルHD）。

PCのスペックとしてはコアi7と1TBストレージを搭載。

折り鶴を3Dスキャンしている様子。

液晶から下に画像をドラッグして、下で作業という使い方も。

タッチパッドに投影された画面で操作。

　3Dカメラは、仮想ディスプレー上に置かれた“現実の物体”を3Dスキャンするために使われます。公式動画では、折り紙のツルをスキャンして取り込んで活用しているシーンがありました。

紙の本の取り込みもできるようです。

ソフトウェアキーボードですが、これなら使いやすいかも？

スカイプでチャットしながら、タッチパッドのほうで作業もできます。

タッチペンでの操作すれば細かい指定も可能に。

　ちょうど、映画『マイノリティ・リポート』でトム・クルーズが操作したシステムのような感じ。未来的すぎて、ちょっとヤバイぐらい。日本でも発売されないかなぁ……。

SPEC

OS Windows 8.1
プロジェクター DLP式（XGA）
3Dカメラ 1460万画素（Intel RealSense 3D Camera）
タッチマット 20インチ（20点タッチ対応）
スタイラス 対応
CPU Core i7-4790S
グラフィック NVIDIA GeForce GT 745A
液晶ディスプレー 23インチ フルHD（10点タッチ対応）
メモリー 8GB（最大16GB）
ストレージ 1TB（ハイブリッド 8GBキャッシュ）
ウェブカム 100万画素
ネットワーク 有線LAN、Bluetooth4.0、無線LAN
サイズ/重量 約765（W）×768（D）×406（H）mm/15.2kg

●関連サイト

sprout公式サイト

公式動画

販売ページ