9月中旬、ちょっと遅い夏休みをいただきまして南の島、モルディブでゆっくりしてきました。
モルディブは世界的に人気のリゾート。もちろん日本からも多くの方が訪れているのですが、実は大手キャリアの海外パケット定額“非対応国”なんです。
↑こうしてみると、意外と少ないのでしょうか? |
「南の島に行ってまで仕事に追われたくないでしょ?」というキャリアさんの計らいかもしれませんが、職業柄、どこに行っても、休み中でも、ネットがないと落ち着きません。たとえ仕事をしなくても回線がないとダメなんです。ホテルのWiFiもあるらしいのですが、かなり貧弱という話。
あれこれ調べていたら、海外向けの格安WiFi(モバイルルーター)レンタルサービス『Wi-Ho!』が目にとまりました。以前にも台湾旅行で一度借りたことがあります。今年からモルディブに対応したとのことで、パケット使い放題で価格は1日1200円。海外パケ定よりもかなりおトク!……っていうか、そもそもパケ定非対応国ですけど。
↑水辺の利用が多いときは、保険に入るのも手。今回は秘密兵器(後述)があるので、入りませんでした。 |
そんなわけで申し込み。今回は行きと帰りで空港が違ったのですが、成田でモバイルルーターを受け取って、羽田で返却しても追加料金不要なのはうれしいですね。深夜帰国でもボックスに入れればオーケーというのも◎。
↑事前予約しておけばスムースに受け取れます。飛び込みレンタルも可能ですが、在庫がないこともあるとか。 |
旅行当日。成田空港のカウンターでルーターを受け取り、飛行機を2回乗り継いで、モルディブのある小島に到着。
↑水上飛行機って、日本ではなかなか乗る機会がないですよね。モルディブの空港から30分ほどで目的地に到着します。 |
↑島の周囲はこんな感じ。1周15分程度で歩けてしまう小さな島です。 |
到着したら、水着に着替える前に真っ先にモバイルルーターの回線をチェック。
↑日差しが強すぎて、思わず日陰で撮影しちゃいました。暗くてすみません。 |
3G接続で、1Mbpsはでています。これならじゅうぶん使えます。日本のパケ放題同様、短期間に数百MBも使ってしまうと速度制限がかかるので、だらだら動画を観るのはNGです。
借りたルーターはZTEの『MF60』。手のひらサイズの3G対応機で、重量は75グラム。無線LANは11b/gで最大同時接続台数は5台です。最大通信速度は下り21.6Mbpsですが、利用する国のネットワーク事情に大きく左右されるので参考程度と考えましょう。
次に、もしものための防水対策。日本から持ってきた防水ポーチ(週アスの付録!)を使って、ルーターとiPhoneを入れちゃいました。パッと見、大きく感じられますが、クルクルって巻けば、幅はiPhoneと同じぐらいになります。
さらに、内部に空気を適度に残しておくのがポイント。もしもプールや海に落としても浮いてくるので見失いにくいのです。
↑今年の夏の週アス付録防水ポーチを使いました。iPad miniが入るサイズなので、スマホとルーターを一緒に入れてもまだ余裕があります。 |
↑折りたためば、スマホと同程度の横幅に。便利ですよ。 |
↑ちゃんと3Gで通信できます。スピードは1Mbps程度でした。 |
↑島の一部では2Gになることも。一度3Gから2Gに落ちてしまうと3Gに復帰しにくくなるようで、毎回ルーターを再起動してました。 |
そんなこんなで、毎日かなり便利に使わせていただきました。仕事でネットを使うわけではありませんでしたが、メールやLINEのやりとりでのレスポンスで迷惑をかけなかったのがよかったなぁと。LINEでの通話も試しましたが、3Gでつながっていれば実用に耐えられる範囲だと思いました。
実は、モルディブ滞在中にiOS8がリリースされまして、リゾート気分で浮かれていたためか、真夜中にiOS7からのアップデートを試してみました。
↑iOSのアップデートにチャンレジ! 左上のDHIRAAGUはモルディブのケータイキャリアです。ルーター経由なので使いませんが。 |
↑60分ほど放置してみましたが、失敗。日本に帰るまでお預け状態でした。 |
現地時間の23時過ぎにiOSのアップデートが始まりましたが、電波状態が悪く、3Gと2Gをいったりきたり。何度か通信エラーが表示されましたが、ようやくアップデート開始!
ところが、30分たってもまったく画面に変化がありません。そのまま1時間放置したところで、アップデートエラーの表示。1.1GBも通信したら、ほかの人の大迷惑になるでしょうから、アップデートできなくて正解だったかも。結局、日本でアップデートすることにしました。
あっというまのリゾートの時間が終わりまして、帰国。羽田空港の専用カウンターで返却するのですが、1分もかからず返せました。レンタルDVDと同じ感覚です。これなら、年末年始の長い休暇だけじゃなく、3連休などを使った弾丸ツアーでも、カンタンに利用できてしかもオトクに使えると思います。
↑羽田空港の場合、国際線の到着ゲートのすぐそばにカウンターがありました。深夜の場合は、ボックスに投函すればオーケーなのもうれしいですね。 |
●関連サイト
Wi-Ho
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16,800円
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23,450円
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6,969円
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6,739円
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