幻のiOS8.0.1 iPhone6で強制圏外、Touch ID使用不可などで配信停止

　アップルは日本時間9月25日午前2時30分ごろ、バグ修正などを含めたiOS8.0.1のアップデート配信（OTA）を公開しました。しかし、同日3時20分ごろアップデートは取り下げられました。

↑左がアップデートしてしまった編集部KONOSUのiPhoneの画面。右がギリギリで踏みとどまった編集部つばさのもの。

　記事執筆時アップルの公式コメントは得られていませんが、ネット上では“iPhone6、6 Plusでモバイルネットワークにつながらなくなった”、“Touch IDが使えなくなった”などの報告が複数確認されています。

↑結果的にiOS8.0.1とiOS8.0が混在することになった週アス編集部。

　アップデートしてしまった方はiTunesなどでiOS8時のバックアップを復元しておきましょう。バックアップをとっていない、iOS8.0.1のバックアップしか残っていないという方はGeniusバーやAppleのサポートに連絡を。

　なお、誤配信されたiOS8.0.1のアップデート内容は以下のとおり。HealthKitやSafariのアップロードなどユーザーにとって非常に重要なアップデートが含まれるだけに、できるだけ早くiOS8.0.1の提供は望まれますが、アップルにはぜひ“慎重に”アップデートファイルを提供してもらいたいものです。

・HealthKitのAppをApp Storeで入手可能にできるようにバグを修正
・ユーザーがパスコードを入力したときに他社製のキーボードの選択が解除されることがある問題に対処
・一部のAppがフォトライブラリの写真にアクセスできない問題を修正
・iPhone6およびiPhone6 Plusでの簡易アクセス機能の信頼性が向上
・SMS/MMSメッセージの受信時にモバイルデータ通信が予期せず使用されることがある問題を修正
・App内課金に関するファミリー共有の“認証と購入のリクエスト”のサポートが向上
・iCloudバックアップから着信音が復元されないことがある問題を修正
・Safariから写真ビデオをアップロードできないバグを修正

●関連サイト
Apple 公式サポートページ

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