ドイツで開催中のIFA2014にて、ソニーはスマホやタブレット、ウォークマンなどの新製品を発表したが、さらに市販化未定のプロトタイプ製品も数多く紹介している。
なかでも注目を集めているのが、メガネ型のウェアラブルデバイスの『SmartEyeglass』。スマホと連動して、メガネのグラス上に256階調、400×240ドットで文字情報をが投影されるシステムだ。
↑ソニーブースで展示されている『SmartEyeglass』。 |
↑『SmartEyeglass』を装着したところ。フレームが大きめの印象。 |
↑情報はテキストのみで、カラーも緑だけ。フレームの内側からレンズに投影される。 |
↑カメラ機能も搭載。写真の撮影のほか、顔認識などに利用できる。 |
メガネ型の本体のほか、円形のコントローラーも用意されており、カメラのシャッターや文字情報のスクロールなどはこのコントローラーから行なえる。
↑一部が欠けた円形のコントローラー。欠けた部分はタッチセンサーになっており、画面のスクロールなどに使う。 |
↑無線LANとBluetoothを搭載。NFCでペアリングできるのがソニーらしい。また、背面はクリップになっていて洋服などに装着できる。 |
↑コントローラー上部にはカメラボタンを装備。 |
『SmartEyeglass』の商品化の時期や価格などは未定。ただし、近いうちに開発者向けにSDKを配布する予定とのことで、その段階で詳細が明らかとなる可能性も高い。
また、CESでも好評だった空間体験に関する新コンセプト“Life Space UX”のデモブースがIFA2014にも設営。ここではプレスカンファレンスでも紹介された、超短焦点プロジェクターを展示している。
↑『Life Space UX』のデモブース。部屋のあちこちにプロジェクターやスピーカーなどが設置されている。 |
↑置くだけでテーブルに映像が映し出せる超短焦点プロジェクター。 |
↑冷蔵庫に貼り付けて、デジタルフォトフレームのように使うことも。 |
↑壁際に置けば普通のプロジェクターとして映画なども楽しめる。 |
↑シーリングライトにプロジェクターが組み込まれており、天井へ手軽に映像が映し出せる。 |
超短焦点プロジェクターは操作はジェスチャーで行ない、防水機能も装備しているのでお風呂場などでも利用できるようにしたいとのこと。これも完全に試作機で、商品化などについては未定。
そのほか、電動マウンテンバイクにXperiaを装着したコンセプトモデルを展示。マウンテンバイクには、スピーカーや360度撮影が可能なカメラセンサーなどを車体に搭載。単にスマホを装着するだけなく、マウンテンバイク全体を使って、いかにデジタルライフを楽しめるかというチャレンジが成されている。
↑コンセプトモデルとして作られて電動マウンテンバイク。 |
↑ハンドルの中央部にXperiaを装着。またハンドル部分にはスピーカーも搭載されており、Xperiaから音楽などが出力できる。 |
いずれの試作機もソニーらしい、遊び心が詰まったワクワクするようなアイテムばかり。試作機といわず早期の商品化を期待したい。
●関連サイト
ソニー IFA出展に関するプレスリリース
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります