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ふつーのプリンターで電子回路をつくる“AgIC Print”で電子工作してみた

2014年08月21日 18時30分更新

家庭用プリンターで電子回路を印刷できる!

 クラウドファンディングの“キックスターター”で注目を集め、目標額の3万ドルを大きく超える約8万ドルもの資金を集めた“AgIC Print”。銀ナノ粒子を含む特殊なインクを使うことで、家庭用のインクジェットプリンターで電子回路がつくれるユニークな製品だ。回路の試作や修正が手元で素早く行なえるため、開発サイクルの短縮ができるほか、個人でも手軽にプリント基板がつくれ、趣味の電子工作などで活用できるのがメリットだ。

AgIC_922

汎用ICを使った電子回路で3分タイマーを試作!

 プリント基板がつくれるということで、電子工作に挑戦。カップラーメン用のタイマーとして、3分タイマー(1~15分まで設定可能)をつくってみた。
 ICなどの部品は先にテープで仮止めし、端子部分を導電性接着剤で固定。このままではまだはがれやすいので、さらに瞬間接着剤で補強している。また、基板となる紙が曲がると部品が外れやすいため、厚紙などを裏に貼っておくのがオススメだ。

AgIC_922

使用パーツと価格一覧
NE555 84円/74HC191 121円/4511BP 105円/300kΩ半固定 53円/330kΩ チップ 53円/100μFコンデンサー 131円/0.1μF チップ 53円/330Ω チップ 53円/10kラダー抵抗 21円/ブザー 210円/DIPスイッチ105円/タクトスイッチ 150円/7セグメントLED 108円
総費用 1247円

<1>ブロック図を考える
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↑タイマー実現に必要な機能と流れを作成。機能はブロックごとに分けて、実際にどんな部品を使ってつくるか、まで考えておく。
<2>ブレッドボードで試作
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↑ブロック図どおりで動くかブレッドボードで試作するも、ぐちゃぐちゃ。
<3>回路図を作成する
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↑プリント基板をデザインできる『PCBE』を使って、回路図を作成。
<4>AgIC Printで印刷
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↑作成した回路図を印刷。折れると断線するので厚紙やカッターマットなどに貼って補強する。
<5>部品を実装する
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↑部品は導電性接着剤で固定。テープで仮止めしておくと作業しやすい。
<5>3分タイマー使用パーツと役割
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 組み立て終わったらいよいよ動作の確認だ。カッターでパターンをカットできるので、ちょっとした修正も簡単だ。

<完成>動かしながら回路を直す
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↑組み立て終われば動作確認。不具合部分を修正し、回路を完成させよう!

■関連サイト
AgIC公式サイト

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