東京、西武池袋本店別館2階にある西武ギャラリーでは、2014年8月8日から8月20日まで、『攻殻機動隊 大原画展』を開催。劇場版やTV版のイメージの強い同作品だが、士郎正宗氏による原作コミックは1989年春から始まり、今年で25周年を迎えた。その記念となる大原画展であり、これまでの攻殻機動隊シリーズの原画やセル画などが多数集められ、とても贅沢な空間に仕上がっている。
↑西武池袋本店別館2階にある西武ギャラリーの一角には、巨大なポスターが展開されていた。 |
入口には士郎正宗氏のコメントが飾られ、「“読みづらいマイナー系の非文芸型マンガ”が25年も生き続けられた」ことに関しての感謝の言葉が述べられていた。
↑ギャラリーは広々としており、ゆったりと鑑賞できた。 |
攻殻機動隊の舞台は西暦2030年前後。ネットワーク空間描写や光学迷彩などなど、当時としては未来すぎると思われた攻殻機動隊の世界に、今や現実が近づきつつある。それは週アス読者ならば誰しもが感じていることだろう。原作を基にさまざまな映像作品が生まれてきたが、1995年公開の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』から、最新作となる『攻殻機動隊ARISE』(9月6日『Ghost Stands Alone』公開予定)まで、各作品の原画・セル画などのほかに、原画展のために描き下ろされたものも何点か公開されていた。
↑25周年に寄せられた色紙も展示されている。押井守監督からのメッセージも。 |
↑単体でも人気の“タチコマ”。 |
↑こちらはARISE版に登場する“ロジコマ”。 |
↑『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の原画やセル画。 |
↑『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の背景。筆者的にはこれを見られたのでもうかなりの勢いで満足。 |
↑『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の原画も。 |
↑ロマンアルバム『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXアルティメットアーカイヴ』のイラストも。 |
↑イノセンスに登場したガブリエル。 |
↑荒巻の胸像も展示されていた。こちらは、スタッフ向けに配布されたものとのこと。 |
↑ガイノイド金・銀。 |
↑等身大ガイノイドも! |
↑イノセンスの宣伝用に作成された3Dポスター。 |
↑ARISEは劇場版原画のほかにコミックスの原画展示もある。 |
↑士郎正宗氏の原画はカラーページとモノクロページが公開されている。PCで描いた原画をプリントアウトしたものとのこと。 |
↑描きこみの多さに圧倒されること間違いなし。 |
原画展の為に製作されたオリジナルグッズも豊富。限定数の直筆サイン入り版画(価格9万7200円~12万9600円)も販売する。
©士郎正宗/講談社 ©1995士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT ©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会 ©大山タクミ/講談社 ©士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会 ©士郎正宗/講談社 ©2004 士郎正宗/講談社・IG,ITNDDTD |
↑物販には原画展限定のラバーストラップ(価格864円)やクリアシール(価格648円)など多数用意されていた。 |
↑オリジナルグッズとなるiPhone5、5sケースも販売中(価格1944円)。 |
↑ファンならば必ず買いたい図録(価格2160円)。おうちに帰ってもウフフできる。 |
駆け足で紹介してきたが、開催は8月8日から8月20日まで。時間は午前10時~午後8時までと長めだ。ちょうどお盆にコミケ狙いで都内に潜伏する予定がある人ならば、そのときに立ち寄るのが理想的だろう。また、来店ポイントがたまる無料アプリ『ショッぷらっと』を使うと、オリジナル缶バッジと引き換えられるクーポンがもらるという特別キャンペーンも開催している。この夏は、是非、攻殻機動隊の迫力ある電脳世界を再確認してもらいたい。
なお同原画展は、大阪(8月27日~9月8日:阪神梅田本店8階催場)、福岡(10月7日~14日:博多阪急8階催場)、新潟(10月18日~11月30日:新潟市マンガ・アニメ情報館)でも開催される。
攻殻機動隊 大原画展
会場:東京、西武池袋本店別館2階=西武ギャラリー
期間:8月8日(金)~20日(水)
時間:午前10時~午後8時(最終日は午後6時閉場)
入場料:一般800円、大学生・高校生600円(中学生以下無料)
※特製缶バッジ付き入場券(1200円)は20日までイープラスほかで販売中。
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