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「すごい」訓練に集まったスゴイ中学2年生!iPadを使った災害対応訓練リポート

2014年08月08日 14時30分更新

iPadとiMovieでキャンプの体験をムービーにまとめる

DECo
避難訓練が終わると、ワークショップが始まりました。2日間で体験したことから1テーマを選び、iPadと映像編集アプリ「iMovie」を使ってムービーにまとめます。
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制作時間はたった30分。撮影した画像など、素材をどんどん整理していきます。足りない部分は、コメントなどを撮影します。
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2台のiPad間でのデータのやり取りにはAirDropを利用。塾生たちはiPadをどんどん使いこなしていきます。
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限られた時間では、操作にいちいち迷っている時間はありません。iPadとiMovieの直感的なインターフェースは、こんなときにも力を発揮します。
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最後に各グループが編集したムービーを発表しました。短時間でここまでまとめられるのはスゴイ!
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最後に閉会式が行われ、キャンプは終了しました。立志塾を立ち上げた、浦安市の松崎秀樹市長の挨拶がありました。
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ペットボトル型バッテリー「W.E.A. BOTTLE」を手掛けるamidusの田淵淳也プロデューサーも駆けつけました。これからは災害時などにも役立つ「分け合う電気」が重要になると、製品コンセプトを説明。

 こうして、2日間にわたった災害対応訓練「DECo浦安キャンプ」は終了しました。立志塾の研修は、夏の間まだまだ続きます。8月19日からは、被災地である宮城県の三陸町と石巻市を訪れ、現地での研修を実施するとのこと。そこで実際に、復旧や復興に向けた事例を体験することが目的です。東日本大震災では、実に8割以上の場所で液状化の被害を受けた浦安市ですが、その体験を糧にして、若いリーダーが着実に育っていることを実感した研修でした。

松崎秀樹 浦安市長インタビュー

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松崎秀樹 浦安市長

──立志塾というリーダー育成プログラムは、どういった理由で実施されることになったのでしょうか?

松崎秀樹市長:私はもともと、選挙公約として若手リーダーの育成を掲げていました。こんな時代だからこそ、若者に機会を与えて、将来的には浦安市を支える人材になってほしいと思ったのです。震災の直後は液状化の被害がひどかったため、復興のためにすべての新規事業の予算を凍結したのですが、リーダー育成だけは予算確保して実施しました。

──立志塾の具体的な成果として、手応えを感じていることはありますか?

市長:昨年は8校の生徒が参加したのですが、そのうちの7校で立志塾の塾生が生徒会長に選ばれました。リーダとして確実に育ってくれていると思います。

──iPadを使った災害対応訓練を実施しようとしたきっかけは何だったのですか?

市長:今回は、DECo浦安キャンプを共催したフューチャー・ラボさんからのアイデアです。また以前に、電子書籍を教材として使うという提案があり、そのころから教育現場へのタブレットの導入については考えていました。

──DECo浦安キャンプでの生徒たちがiPadを使う様子を見て、どのように感じられましたか?

市長:本当に大きな可能性を感じています。生徒たちは、休み時間も含めてずっとiPadを触っていました。それだけ魅力的な端末なんだと思います。また、操作をするための説明が不要で、すぐに実践的な機能を利用できるところが素晴らしいですね。今回のキャンプで生徒たちが短時間でスムーズに使いこなしていたというのは、導入に向けてもいい実例になったと思います。


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