編集部のハード松村です。ふだんは、くら寿司で妖怪ウォッチの当たる確率を計算したり、バーガーキングの大食い大会で優勝したりしてますが、たまにiPhone5sを水没させたり、Android Wearをさわったりしてます。
世界的に注目されつつある中国のスマホメーカーXiaomi。本体やオリジナルホームアプリのデザインや使いやすさなどが特徴で、今年5月には同社初となる7インチタブレット『Mi Pad』を発表。なかなか入手できなかったのですが、ようやく編集部に届きました。
7.9インチ(2048×1536ドット)のRetinaクラスのパネルを装備し、サイズや重量はiPad mini Retinaに激似…。というか、シリコンタイプのmini Retina用ケースならそのまま装着できました。さらにUSB端子や背面カメラの位置も同じなのでそのまま使えるぐらい似てます。背面のプラスチッキーなデザインはiPhone5cに近い感じでしょうか。
正面 |
↑パネル面のハードボタンはゼロ。ホームボタンなどは液晶とは別に用意される。 |
背面 |
↑カメラの位置はiPadとほぼ同じ。下部にスピーカーを備える。 |
左側面 |
↑音量ボタンと電源ボタン。音量下+電源ボタン同時押しでキャプチャー可能。 |
右側面 |
↑上部にあるのは、マイクロSDカードを入れるトレイのスロット。 |
上部 |
↑イヤホンジャックの位置も、mini Retinaとほぼ同じ……。 |
下部 |
↑中央にマイクロUSB端子のみ。 |
Android OSは4.4.2で、オリジナルホームアプリに加え、設定画面も独特なデザインです。
通常こういった“改変”を加えると、使いづらかったり動作が重くなったりすることが多いですが、Mi Padではまったく感じませんでした。
ただ、大きな問題もありました。GmailやGoogleMapといったGoogle関連アプリがまったく入ってません。Google Playも見当たらず、中国のアプリサイトのみ……。これはヤバイので早急な対策が必要そうです。
ホーム画面 |
↑アプリドロワーの概念がなく、ホーム画面にすべてのアイコンを配置する、iOSのような独自ホームアプリ。 |
通知領域が左右2画面 |
↑上からドラッグして下ろす通知画面は左右2画面あり、片方は各種機能のショートカットになってました。 |
設定画面 |
↑設定が左右画面に分かれるものもありますが、ここまでデザインが違うのは少ない? すっきりして見やすいと思います。 |
独自のアプリストア |
↑Google Play非対応のため、オリジナルのアプリストアを展開してます。 |
お次は似すぎているiPad mini Retineとの比較写真です。(右、または下がMi Padです)
こんな2機種ですが、簡単なスペック比較をしてみると、こんな感じです。
iPad mini Retina WiFi版 | Mi Pad | |
価格 | 3万8800円 | 約3万円(海外通販) |
CPU | A7+M7(クアッドコア) | NVIDIA K1 (2.2GHz、クアッドコア) |
パネル | 7.9インチ (1536×2048ドット) | 7.9インチ (1536×2048ドット) |
ストレージ | 内蔵16GBのみ | 16GB(マイクロSD対応) |
カメラ | 500万画素 (インカメラ120万画素) | 800万画素 (インカメラ500万画素) |
無線 | 802.11a/b/g/n、 Bluetooth4.0 | 802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth4.0 |
サイズ | 134.7(W)×7.5(D) ×200(H)mm | 135(W)×8.5(D) ×202(H)mm |
重量 | 331g | 360g |
こうしてみるとサイズや重量ではmini Retinaのほうに軍配があがりますね。
次回は、Google関連アプリの導入や日本語化、可能であればベンチマークなどを試してみます。
番外編:梱包や通関チェック(?)があんまりでしたので、撮影しておきました
梱包の気泡緩衝材が薄すぎるとか、ほぼ普通郵便で送ってくるとかもアレですが、たいしたことじゃないです。
いちばん問題なのは、本体を引き出せるほど開封していたことです。よくまぁ落ちなかったものです。どこで開けたかわかりませんが、びっくりでした。
はじめはビニール袋に入ってて丁寧ぐらいに思ってました。 |
ところが上部が破れてます。 |
ふたが完全に意味をなしてません(注:私は開けてません) |
開けるにしても、もうちょっと丁寧にあけるべきだと思った。 |
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