LINE乗っ取りに世の関心が高まる中、ネットでは「LINE乗っ取りごっこをしていたらLINEから強制的にアカウントを削除された」という話題があがっています。
“LINE乗っ取り”のようなトークを遊びでしていたところ、アカウントが使えなくなったとのこと。 |
“LINE乗っ取り”と同様の会話をしているだけで強制的にアカウントが削除されたということですが、これが本当であれば、LINEがユーザーのトークを監視していて、犯罪であると判断して削除したのでしょうか?
普段使っているLINEのトークが運営側から見られているとしたら、ちょっと抵抗がありますよね。そこで、トーク監視の真偽をLINEに問い合わせてみました。
LINE側がユーザーのトーク内のやり取りを確認することはなく、
アカウントを一方的に削除することもない
以下がLINEからの回答です。
LINEをご利用いただいているユーザーの皆様のトーク履歴などの情報は、重要なプライバシー情報として、厳重なセキュリティーをもって保護されております。
また、法律においても“通信の秘密の保護”が明記されており、弊社がトーク内でのやり取りを確認することはできません。
そのため、トーク内容を理由に、弊社がアカウントを一方的に削除することもございません。アカウントが削除されるケースは以下のとおりです。
・ユーザー様自らLINEアプリ内の“アカウント削除”ボタンを押した場合
・アカウント所有者様ご本人から自分のアカウントの削除希望をご連絡いただいた場合
・利用規約に違反された場合
・他のユーザー様からの通報などをもとに、明らかな迷惑行為が確認できた場合
・最終アクセスから1年以上経過している場合
つまり、ユーザーのトーク内容はセキュリティーで守られているため、法律的にもLINE側から内容を確認することはできない。また、アカウントを一方的に削除することも原則的になく、トークの監視、強制的なアカウント操作といったことはあり得ないということです。
また、以下はLINEから今回の事例についての見解です。
類似した事例の場合、詳しく調査を行なった結果、該当アカウントが不正ログインを行なった第三者によって削除されていたケースを確認いたしております。
なお、昨今発生している不正ログインを行っている犯人は、不正ログインを行った後、一定期間を過ぎると乗っ取ったアカウントを犯人側で削除するケースが多く見受けられます。
従って、お問い合わせを頂いている事例については、”乗っ取られごっこ”をしていたことと関係なく、偶然近いタイミングで実際にアカウントが第三者によって不正ログインされた後、その第三者によってにユーザーのアカウントを削除されている可能性が非常に高いと推測しています。
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