7月11日まで東京ビッグサイトで開催中の第25回『国際 文具・紙製品展 ISOT(イソット)』では、国内メーカーに限らず台湾やアジアの企業も多く出展しています。特に台湾のメーカーはNFCを組み込んだアイテムを展示していて目を引きましたよ。
国際文具展で見てきたアジアのハイテクステーショナリーを紹介します。
■世界初のNFC内蔵ボールペン
『NFC キーパー』 ●WASHOW |
本社を台湾に構えるWASHOWは、NFCタグを超小型化。米粒大のNFCを内蔵したペンを展示していました。
『NFC キーパー』は対応のスマホをかざすと、設定用の専用のアプリのGoogle Playが立ち上がります。
スマホをペンにかざすだけで、たとえばマナーモードに設定を変えたり、特定のアプリを立ち上げることが可能です。WASHOWはぬいぐるみやイヤフォンなどにもNFCを内蔵することを提案しています。日常的に卓上にあるペンだからこそ、かざすだけでスマホに特定のアクションを起せると便利かもしれないです。
■iPhoneのケーブルクリップにNFC!?
Tunne1Pad ●Maconics Technology |
こちらも台湾のメーカーMaconics TechnologyによるNFCタグ内蔵のケーブルクリップ。
底面は卓上にくっつく粘着性の素材になっており、スマートフォンのケーブルを内部にとおして固定できます。さらにNFC対応のスマホをかざすと、特定のアクションを起こすことができます。
ブースではiPhoneやiPadのライトニングケーブルが固定されて展示されていました。
ん……。iPhoneやiPadは現状NFC対応じゃなかったような。ちなみに製品名は『Tunne1Pad』で、iPadではなく1(ワン)Padのようです。
■ハサミのように台が不要なカッター
『ゼロカッター』 ●ES&D |
こちらは韓国のメーカーES&Dがデモを行なっていた『ゼロカッター』。ハサミ? カッター? 不思議なデザインです。
先端は円状の刃物になっています。
谷間に紙を挟んで左手で引くようにするとスルスルと切れます。ハサミよりもキレイに線に沿って紙を切ることができるのが特徴です。また、通常のカッターのように台は必要ないので、切る場所を選びません。
『ゼロカッター』を実際に使ってみましたが、ハサミのようにチョキチョキ右手を動かす必要なく、スーと引っ張るだけで紙が切れて爽快でした。新感覚のカッターです。
以上、『国際 文具・紙製品展 ISOT(イソット)』に展示されていたアジアの最新文具でした。NFC内蔵の文具はこれから日本でも普及するかも。注目です。
●関連サイト
第25回 国際 文具・紙製品展 ISOT(イソット)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります