週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

話題の『Oculus Rift DK2』を使うならPC性能はどれぐらい必要か聞いてみた

2014年06月24日 22時35分更新

 仮想現実を体験できるヘッドマウントディスプレー『Oculus Rift』。その新しいキット“DK2”が、世界最大のゲームイベント『E3』で実機がお披露目され、話題となっている。

Oculus Rift DK2

 現状、Oculusは開発キットであるが公式HPで誰でも予約し、350ドル(約3万5700円前後)で購入できる。一部のインディーズゲームデベロッパーなどが対応ゲームを公開しており、ダウンロードすることで遊べる。

 今回、秋葉原の『G-Tune:Garage』でOculus Riftの試遊を行なっている、マウスコンピューターさんに取材して、実際“DK2”を入手したらどれぐらいの性能のPCがあれば楽しめるのか聞いてみた。

Oculus Rift DK2

コンシューマーマーケ営業統括部
プロダクトマネージャー
杉澤 竜也氏

DK2だとミドルクラスのGPUが安心

編集部:OculusがDK1からDK2にパワーアップしましたが、どんなスペックのPCが適切と考えていますか?

杉澤:秋葉原にあるショールーム(G-Tune:Garage)でOculusのDK1を展示していますが、液晶が720pなのでGTX650M搭載ノートでも結構動きます。しかし、いち早くDK2に触れた開発者の方々によると、液晶がフルHDになったぶん、負荷も高いとのこと。デスクトップならGTX760、ノートならGTX870M以上のGPUだったら安心と考えております。

編集部:Oculus推奨PCなどは検討されていますか?

杉澤:Oculusは確実にゲームの世界を変えるデバイスですが、現状ではニッチなデバイスなので製品化の計画はありません。ただ個人的にはDK2もラクに動かせる強力なGPUを搭載した小型PCが欲しいですね。

編集部:ゲームメーカーとのコラボなどは考えていますか?

杉澤:大手メーカーよりも同人やインディーズ系メーカーのほうがOculusの熱が高いんです。G-Tune:Garageで展示しているフライトシムも、同人メーカーのほうからアプローチを頂いたものです。また、ゲームではありませんが、部屋のレイアウトソフトと連動して弊社の“G-Tuneちゃん”の家をOculusでのぞけるようなデモも考えております。

Oculus Rift DK2

↑秋葉原にある『G-Tune:Garage』では、フライトシム用のコントローラーとOculus Riftで『Raiders Sphere 4th』の体験が可能だ。

NEXTGEAR i640SA1

Oculus Rift DK2

 DK2を楽しむならGeForce GTX760以上搭載が望ましいということは、同社で言えばデスクトップなら『NEXTGEAR i640SA1』(直販価格14万184円)以上が適正。ノートPCであるならばGeForce GTX870M搭載の『NEXTGEAR-NOTE i790シリーズ』(直販価格15万984円~)以上が必要のようだ。

 決して安い買い物ではないので、興味がある人はボーナスを使ってOculusと一緒にPCも一括購入してみるのもアリ。

 このほか、週刊アスキー 7/8号(No.985)では、タブレットとBluetoothキーボード、カメラとレンズなど、ボーナスで買うと幸せになれるデジギアの組み合わせを紹介。ぜひご参考に。

●関連サイト
G-Tune公式サイト

週刊アスキー
Amazonで購入は表紙をクリック
週刊アスキー
Kindle版はこちらの表紙をクリック

週刊アスキーはNewsstandでも配信中!

Newsstand 電子雑誌をダウンロード

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります