ソニーのPS4専用ヘッドマウントディスプレー『Project Morpheus』は、初登場が開発者向けイベントのGDC2014だったため、一般に近いユーザーが体験できるのは今回のE3が初めて。やはりOculus Riftと同様に多くの人が集まり、待機列をつくっていた。
今回初お披露目となるデモゲームが、リュージュに乗って坂道を滑りおりる『STREET LUGE』だ。実際のリュージュに乗り込んだときを再現するように、ほとんど寝るように座れるソファーが用意されている。
ゲーム内容は、対向車などをうまく避けつつ、一般道路を駆け抜けるだけとシンプルなもので、操作できるのは、リュージュも左右に動かすために、頭もしくは体を左右に動かすことだけ。もちろんPS Cameraによる位置の検出とHMD部分のジャイロセンサーなどで頭の向きを検出している。実際のリュージュは体験したことがないので正しいかどうかは不明だが、バイクなどでも曲がりたい方向に体重移動をすることがあるが、その感覚とよく似ている。
ちなみに、VR HMD系の定番ゲーム『EVE:Valkyrie』もUIや敵AI、戦闘システムなどがバージョンアップしていた。改めて体験してみると、顔の向きで敵をロックオンするためのサイト(標準)を動かす、という操作が“敵を目で追う”という行動とリンクして自然だと感じた。
Oculusと比べると、PS Moveなど周辺機器がすでにあるのが強み。コントローラーを振り回して楽しそうに体を動かしているひとが多いのが印象的だった。
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